うちこのヨガ日記

ヨガの練習や読書、旅、生活、心のなかのこと。

日本イスラム文化センター / マスジド大塚 で質問してみた

マスジド大塚
きのうの日記に書いた「袖振り合うも多生の縁」っぽいムスリムさんたちのことが気になっていたところ、ヨガ仲間が「おかえりー。東京にこんなモスクあるのだけど、行ってみない?」と声をかけてくれた。
JR大塚駅から歩いて3分くらいのところにある「日本イスラム文化センター / マスジド大塚」。大塚駅は久々に行ったらものすごくきれいになっていて、びっくり。
チンチン電車を見て「わ!  "ちゅらさん" に出てきた電車がきれいになってるー!」と、わたしのなかの小さな鉄子も大興奮。


ムスリムさんたちが横並びでお祈りするのは、「そうすることで同朋意識が高まる」というのを読んだことがあったのだけど、コタキナバルでみた光景は、もっとなんだか「ほっこり」していました。このことについて感覚的に口語で質問したかったので、ほぼジェスチャー&つたない英語できいてきました。(こういう質問をできるほどの英語力がないので、会って話すしかない)


マスジド大塚は、町の中にさりげなくあります。
アポなしで受付に行ったのですが、親切なアリさんが「あら、こんにちは」、どうぞどうぞと案内してくださる。いろんなお話を伺いつつ、「質問をしても、いいですか?」「どうぞ」と

通常うちこ:このあいだマレーシアのモスクで見たことについて、質問がありまして
アリ先生:ほう。
ルーうちこ:ソー ヒューッジ モスク、 なのに、メン が ギュー っと トゥゲザして、プレイイング、ね。 アンド、ぽつ、ぽつ、と パーソン カミング、で、またプレイイング。 ソー ヒューッジ プレイス、なのに! It's funny. Why?
アリ先生:あはは! 君の質問は、collectively(集団性)のことだね。

アリ先生いわく、その光景はどういうことなのかというと「Love for each other」ということなのだそうです。それとあわせて、「together」という意味の、ジャマートという単語を教えてくれました。
(そのあとラマダーン中・日没後のお菓子会で、女性のみなさんと一緒におやつをいただきました。ありがたや)



そんなこんながありつつ、見たこと、聞いたことからの考察まとめ。

  • イスラームも仏教も「因果応報」の感覚は、似たものがある。
  • が、イスラームには「輪廻転生」の考え方はないので、本来のことわざの意味でいう「多生の縁」と同じではない。
  • 「縁」が「業」よりも「愛」であるというところは、博愛的で啓示宗教仲間に通じるものがある。
  • むしろ日本人が感覚的に間違えて解釈する「多少の縁」を大切にする身体作法ってことで、心が近い感じがする。
  • ほっこり。

もっと英語が話せれば……、と思うことはしょっちゅうなのですが、話せなくても勢いでなんとか。
アリ先生いわく「ここへは、いつでも質問においでください。じょうずな日本語で説明できる人も、いるときはいますから、ね」とのこと。ビル自体がモスクであり寮な雰囲気ですが、4階の受付へ行くと、ものっすごくしれーっと普通にお話できます。
お話中にも、礼拝にいらっしゃるムスリムさんがちょいちょい通りがかる。こちらがついつい癖で合掌すると、先方が「心臓と胃を抑えるポーズ」(ムスリムさんの挨拶アクション)をするのがちょっと面白かったです。


★このほかのイスラーム関連トピックは、こちらにまとめてあります