友人たちが下山した後、わたしは高野山でもう一泊して過ごしました。そのときにお世話になったのが、このゲストハウス「 Kokuu(コクウ)」。とても過ごしやすいコンパクトな空間です。外国人バックパッカーに混じって、日本に居ながらアジア放浪気分。よく考えたら、ユースホステル以外での国内ゲストハウス経験は初めて。ゲストハウスの最大のメリットは「情報が入ること」なのだけど、日本語だと情報がいっぱい入る。そりゃそうか。
オーナーさんに教えてもらった場所へ行ってみたり、高野山の中ではマイナーだけどずっと気になっている場所について話したり。ここはカフェもやっていて、僧侶のかたともお話したけど「僕らはあちこち行けないんで(笑)」と言われて他の宿坊をどう感じたか話したりしました。
そんな楽しい高野山ゲストハウスは、「奥の院前」の近くにあります。(参道入り口の方ではなく、社墓のいっぱいあるほうの入り口。高野山のいちばんはしっこ)
すばらしいのは、この本棚。空海さん関連の本が並ぶ。
わたしはこういう、ドラえもんが押入れに入るような空間がきらいではありません。
出入り口は忍者気分。
高野山での過ごし方としては、基本的に宿坊に泊まって朝のお勤めに参加するのが醍醐味ではあるけれど、何度目かの高野山でゲストハウスへ行ってみたら新たな発見がいっぱいでした。とてもすてきな情報ステーションです。