インドと日本の生活意識の圧倒的な違いをひとつあげるなら、それはやはり「不浄観(日本人には不浄感)」でしょう。お金を払うこととキレイさがまったく連動しないインドでは、いかんともしがたい尿意に主導権を奪われ、有料の地獄トイレを経験することも。
駅などの公共施設の屋外トイレはお金がかかるけど、ちょっと屋根のあるドライブインのようなところは無料だったり、慣れるまでは基準がよくわかりません。(基準がない、ということに慣れる)しかも「お金を払いなさい」といわれる場合って、言い方が感じ悪かったりします。相手は普通に言っているんですけど。あと、便器がないこともあります。
地獄トイレは写真掲載をするとショックが大きそうなので、そもそも写真を撮っていませんが、インドのトイレ事情はじわじわよくなっている。
よくなることで残念なことがひとつだけあります。それはサインのデザイン。
これもちゃんとした絵だし。(デリー⇒リシケシのドライブイン)
ちょっと昭和っぽいけどやっぱり物足りない。これはリシケシ・マーケットのガート近く。
チェンナイ行きのバスのドライブイン。うーん、もうひと声。ってとこだなぁ。
次、便器いきまーす。
オーロビル・ビジターセンターの和式洋式。
これなんじゃろ? と思ったけどわからなかった。液体石鹸入れかな。
チェンナイ往復のバスのドライブイン。
マハーバリプラムのファイブ・ラタのトイレ。
リシケシ・ラムジュラの、どこかのアシュラム。
リシケシ・マーケットのオープントイレ。
ここは地獄度ナンバーワンの、デリーのバスターミナル。
中はとても撮れぬものであったよ。
トイレの感覚には、すごく根深い脈々と繋がれた国民性DNAがあるように思います。
「日本人の信仰は "清潔" です」と言って納得しない外国人はいないんじゃないかというくらい、「アーイノーウ」と微笑まれる。
禊の感覚はインド人もすごくあるのだけど、禊と清潔が連動していないというか、細菌に対する意識が違う。
生魚を食べ、納豆を食べる。でも菌にはなんだか敏感! 日本人も、そうとうおもろい奴らなんですよね。
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