インドでのゲストハウス滞在中にミチコさんが貸してくれたものすごい一冊。スワーミー・ラームデーブさんの本です。
なにがすごいってのはまぁいろいろなのですが、ひとことでいうと、大道社さんシリーズをしのぐ勢いです。
「スワミ・ラムデブ 著」とありますが、翻訳がまぁ大変なことになっているわけです。日本語がわかるインド人がタイピングしたのを、漢字だけ日本人が助けてそのまま刷っちゃった? 的な、そんな感じの非常にプリミティブな「伝えるんだ!」という意思によって推し進められた一冊。いろんな意味で、とてもパワフル。
「この人自体はもうその筋のことが好きなインド人にはすごい人気者で、日本でも講演などされていて、でもキャラは最高にかわゆい!」という人であるというエピソードをミチコさんが話してくれました。「うちこさん。この本は、やばいですよ。ぜったい好きだからこれ」と。
組織自体は、非常にシッカリされています。
「デヴァ プラカシャン デヴャ ヨグ マンディル信託」という組織。サイトを見れば、そのスケールがわかることでしょう。
んーでもなんで、この品質?! 中身はめちゃくちゃ体系だてたプラナヤマの解説なのに。うーん。
表紙をめくっていきなり・・・
無害がないのは、まずいなり〜
たわいないなんて、そんなノリでいいのか〜
「わざっと」はもう意味不明!
というクオリティなのですが、内容は素晴らしいです。2箇所、紹介します。
プラナヤマをする事で脳細胞の機能が健全化し、その結果区別と視察をする才能が高まり、サダカにとって集中し黙想する事が簡単にできる。
(補足:サダカ、は修行者のことです)
最後の簡単に、はちと気になりますが、「区別と視察をする才能が高まり」は、いいですね。
我々のカルマ(行為)の結果、確実の傾向が現れ、それに応じて再生に人間として生まれるか多種ある動物として現れるかが決まる。
言い切りが気持ちいいっすよぉ。
ここまでいろんな意味で濃い本は、初めてです。
ごちそうさまでした。