これはヨガ仲間のチカコさんが貸してくれました。CDです。iPodに入れて、帰宅時に歩きながら聞きました。これまで何冊かの本をここでも紹介してきましたが(末尾にリンクをまとめておきます)、声を聞いたのは初めてなんです。声は、力強いけど、裏返るタイミングとかがちょっとかわいいです。
中身の話に入る前に、カバーに記載の天風先生の哲学の説明を引用しておきます。
ヒマラヤのカンチェンジュンガの厳しい自然環境の中での修行と悟りをもとに心身一如を具現化し、人間本来の生き方の原則を体系化した実践哲学です。
ガチンコのヨギです。
何度も出てくる言葉の使い方の傾向として、気になったバリエーション
言い換えれば、もっとわかりやすくいいますと
もっと明瞭にもうしますと
もっとはっきりもうしますと
この繰り返しで、どんどん掘り下げていく。とにかく「はっきり言う」ということの繰り返し。
唐突に出てきて思わず笑ってしまうフレーズは
ですからさぁ〜
もうわかってくれよと。
そのほか、メモしたいと思ったのは
・人の不運に同情はしても、同調するのはおかしい。同情の垣根をこえずにはげますべき。
・とりこし苦労は悪。百害あって一理なし
・"意面に"という表現(=心にむらがないこと)
・否定的な言葉 消極的な言葉は絶対使うな!
具体的には、「困った」「情けない」「腹が立つ」「助けてくれ」「弱った」「悲しい」「どうにもならん」
・まず感謝をしろ。病と不運も感謝と喜びに振りかえろ。せっかく人間に生んでもらったのに。
さらに、とっても印象に残ったのが
ほか人の言葉、おこないの消極に同化しないこと。
同じようにあわれでみじめな人間に同化するという行為、この誘惑は悪意なく行われる。
消極で同調して親和するというのは、まさに「誘惑」。まるで「やさしい」といわれることが美徳かのように、悪意なく行われる。本当にそうであるなぁ。と。
いま聞いてもまったくだ、と思うことばかり。
ちなみに、「積極性」は先天的なものではない! というお話のところで秀吉とナポレオンの心の姿勢を例にあげていらっしゃいました。
天風会
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演説の質はそんなではない
人生の柱を立てる
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