うちこのヨガ日記

ヨガの練習や読書、旅、生活、心のなかのこと。

スワンパクティーさんのワイクルー

今日は道場でヨガをした後、後楽園ホール全日本キックボクシングを観に行ってきました。
キックボクシングを生で観るのは初めて。やまもとまさひろ、って言ったら中日の山本昌しか思い浮かばないうちこは、今日はじめてキックボクシング界の山本真弘さんを拝見。
みなさん鍛え抜かれたボディで、僧帽筋まではっきりくっきり。うちこはまだまだ鍛え方が足りんな、と思いました。
今日は座っていた席がちょうど青コーナーの方々の事前控え通路のまん前で、試合前にスパーリングをする選手や、流血して戻ってくる選手が始終ウロウロ。

後半、サロンパス的な香りとともにシュッ、シュッ、という音が聞こえてきて、ものすごく凛々しいタイ人の選手がスパーリングをしては休み、を繰り返していました。ペッエーク・ソー.スワンパクティーさんです。まったく無駄のないボディは、近くで見たら運慶の仏像のようでした。
このスワンパクティーさんが、うちこが今日真っ先に名前を覚えた山本真弘さんの対戦相手。
2ラウンドで目の横を切ってしまい、ドクターストップで山本真弘さんの勝利となったのですが、試合前に「がんばって」といわれて、「うん」とニッコリうなずくスワンパクティーさん、「アリガトウネ、アリガトウー」とみんなにお礼を言うセコンドのみなさんの明るさにすっかりハートをわしずかみにされてしまっていたので、2ラウンドで終わってしまったのはとっても残念でした。

ピンボケしても、割れまくったボディは隠せないスワンパクティーさん。

試合が始まってからは、総じて無駄な動きがないのに、打てばシャープ。そして、スリップした相手へは恐ろしくやさしい気づかい。今日はじめて会って一緒に試合を隣で見ていた25歳の女の子と「ツンデレですね」「やばい。もう(ハート)もってかれた」といろんな意味で大興奮。

そして、印象に残ったのは、スワンパクティーさんが試合の前に行ったワイクルーという儀式。
Wikipediaによると

 ムエタイにおけるワイクルーは、通常試合前に行われる舞踊様の動きの事を指す。日本語ではワイクーとも言うが、これはワイクルーをタイ人が発音したときの日本人への聞こえ方が反映されたものである。
このワイクルーは師と両親に礼を示し、自己の競争心を高める、また戦いの神に無事と勝利を祈るということが建前となっているが、実際にはウォーミング・アップ目的で行われることも多い。

とのことなのですが、ヨガ的に表現すると「膝立ちの太陽礼拝B」みたいな感じで、今にも「鳩のポーズ」に入りそうな動き。股関節とハムストリングのウォーミングアップを同時に行うような動きでした。

日本人の、モデルもこなす人気ボクサー石川直生さんも確かにイケメンでしたが、うちこはスワンパクティーさんのポライトなたたずまいに萌えました。