うちこのヨガ日記

ヨガの練習や読書、旅、生活、心のなかのこと。

ソーシャル・ウェブ入門―Google、mixi、ブログ…新しいWeb世界の歩き方

ソーシャル・ウェブ入門
今日読み終えた本です。タイトルの通りなのですが、ブログの歴史にまつわる記述を面白く読みました。mixiの名前の由来なんかも知らず、(「mix+i」交わる個人 なんだそうです)そういえば知らなかったようなことも書いてありました。
面白く読んだところを紹介します。

<172ページ「ブログ発達史―まず政治ブログが注目を集めた」より>
ブログがアメリカで最初に大きな注目を集めたのは、2002年、当時の共和党のリーダー、トレント・ロット上院議員の問題発言がブログに書かれた事件だった。
ロット上院議員は同じく共和党の保守派の長老ストローム・サーモンド上院議員の誕生パーティーで「あなたが大統領になっていたらアメリカはもっと良い国になっていた」と述べた。ところが1948年の大統領選でサーモンド上院議員は人種分離を主張していたため、この発言がブログに載ると、「ロット議員は人種差別を肯定している」として非難が集中した。
しかしこの事件はさらに余波を生んだ。サーモンド議員の誕生パーティーには、マスコミ関係者も多数同席していたことが判明、ブログが書くまで誰もロット議員の発言を報道しなかったことが問題になった。

このほかにも、「インターネットとの融合を図る試みに意欲的なCBS放送」の話(217ページ)は、今の日本のテレビ局のインターネットに対する姿勢を見る上で、テレビ業界の人にぜひ読んで欲しい項目。
MySpaceアメリカでmixi以上に普及しているSNS)漬けのティーンの日常」(144ページ)なんかも楽しく読みました。現代版の「ビバヒル」を作ったら、MySpaceの描写も欠かせないのでしょうね。「がんばれベアーズ」のリバイバル版でも、ベンチでMacいじってる子がいたし。
ウェブサービスから見る国民性もなかなか面白いものです。

ソーシャル・ウェブ入門―Google、mixi、ブログ…新しいWeb世界の歩き方
ソーシャル・ウェブ入門―Google、mixi、ブログ…新しいWeb世界の歩き方滑川 海彦

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