うちこのヨガ日記

ヨガの練習や読書、旅、生活、心のなかのこと。

プラクティカルであること。蓄積と精度(少女時代のヒョヨンさん)


先日紹介した「小説の読み方、書き方、訳し方」という本にあった「頭を使わなくなるためには、ある程度は勉強はしないとだめです。語学の勉強って、語学のことを考えなくていいためにするものだと思います。(25ページ / 柴田元幸氏)」というのは本当にそうであるなぁとヨガの場面でよく思うのですが、身体的な部分で題材を見つけたので紹介します。
わたしが「ソニョシデのヒトエちゃん」と勝手に呼んでいる「少女時代のヒョヨンさん」。
以前「少女時代を3階層掘って楽しむ方法」というトピックで書きました。(彼女が練習動画終盤の3分17秒〜3分30秒の間に何度か繰り出す、マッツェンドラの裏側に回した手首のディテールは最高よ!)


そして今日は、あえてこの地味めな振り付けのダンスを紹介したい。曲もかっこいい。

▼Visual Dreams

金髪おろしたセミロングヘア 、最初に全員並んだ瞬間に左から三番目に立つ人です。
その後の移動で、30秒のあたりで真ん中グループへ移動し、腰の動きのキレでまたひとりだけ浮いてくるのですが、この振り付けにおいては



 肘の曲げ伸ばしの規則性の安定感と、高さの厳密さが、イイ!



たぶん肘と膝の動きは「意識しなくていいところまで」練習で持っていっている。そこでボトムラインを上げつつ、手首と首のかしげかたは感情表現の余地を残してる。ここで表現力が格段に上がってる!
Genieのときはとり憑かれたように踊る練習動画を初めて見たときは驚いたし、「この人だけ全く歌う気ないじゃんか!」とおもしろくもあったのだけど、プロモーション色の強い「visual dreams」のときは、練習で積んだ土台の上で「対応をしている」という仕事ぶり。
派手さはないものの、土台の違いが出るおもしろい振り付けです。
というかヒョヨンさん、浮くほどにはハジけないように抑えつつも、主要関節のディテールがハンパない。「わたしがわたしに満足できるかがすべて」という感じの人って、ほんと素敵よねぃ。



それでも一番気分があがるのはインドのダンスなんですけどね。