過去に同じ出版社の「地獄と極楽」「おしゃかさま」の感想を書きましたが、これも同シリーズの本です。「おしゃかさま」を見つけたお寺で同時に読んできました。これらのステキすぎる本は「大道社」さんのサイトで購入できます。
「お前は大道社の社員か!」と思われそうなくらいこのシリーズの本を激プッシュしていますが、なんの関係もない、ただのモーレツなファンです。
おじぞうさまは、エピソードごとにいろいろなタッチの絵が展開するオムニバス形式のような一冊でした。
このシリーズではやはり、
「ああおそろしい」といったノリの描写がたまらなく好きなのですが、名作すぎる「地獄と極楽」を読んだあとだと、「おじぞうさま」では少し物足りません。
ちなみに、このおそろしいめに遭っている人の丹田は、よく修練されています。なかなかこのようなフラットな体勢でいるのは難しいです。のどがよく伸びているのも、すばらしい。こんなに修行を積んだのに、なにをしてしまったのか。
アーサナの深みとの対比から、その想像はひろがるばかり。ああおそろしい。
ちなみにこの本、無難なチョイスとしてお子様に読ませるのに
「見わけ」「やりとげ」「なさけ」
ビジネスマン向きの一冊でもあります。