先日紹介した「アルヴィハーラ石窟寺院」の後編は、この寺院の中にあるうちこの大好きなアレのお話になります。地獄絵画像大連発です。
うちこが地獄絵を熱心に見ていたら、管理人のおじさんが「君は日本人か?」というんで「そうですよ」といったら「シホフ!」といってニコニコするんです。「???」と思っていたら、上を指差して「ヘブン」下を指差して「シホフ」とおっしゃいます。よく見たら、おじさんは歯がありませんでした。
じごく、ね!
イエーーース!!!
不思議な盛り上がりですが、盛り上がっちゃうくらい、すごいのです。表情が!
地獄絵づくしなのです。
「やさしめ」のやつからいきますよ。
これは保存状態がいいので、ぱっと見かっちょいいアート作品に見えるミラクル。
いちばん印象に残りました。このチームワークと表情がなんとも……。
ちなみにアルヴィハーラにはもうひとつ、みどころがある。
ここは撮影禁止なのですが、10ルピー払うと懐中電灯を貸してくれます。
それを持って中へ入ると……。
刑罰場面の立体オブジェ(人形)の館になっていました。
うちこは今回の旅でひとつ、実践を通じて叩き込んだ英単語があるのですが、それが「Punishment(刑罰)」。お寺で地獄絵や刑罰描写の人形を見ながら現地の人と話すことが何度かあったのですが、「日本の寺にもあるか? Punishmentのこういうのは、あるか?」と訊かれる。
「ある」率はスリランカに比べると圧倒的に少ない日本ですが、あるにはあるんで、「あるある!」とお答えしておきました。みんなおじさん〜おじいさんなのだけど、日本の子どもがどういう描写で恐怖してきたかに興味があるのかな。
「日本のは、どんな感じ?」「こうやって、う”えぇ〜、って舌抜いたりね、こういう器に入れてペチャっ! てするのとかね」と、身振りを交えて説明しましたが、同時に偏った英語ばかりが頻出。いつの間に覚えていたやら、口から出て驚いたりする。ヨガもけっこう使えました。「こうやって、う”えぇ〜」のときは、もろシンハ・アーサナですからね。ちょっとの英語力と広い可動域があれば、たいがいなんとかなるものです。
▼おまけ。過去の地獄案件
■博多祇園 東長寺(東長密寺)と聖福寺
■高野山 成福院摩尼寳塔で、戒壇巡り。地獄絵!
■地獄と極楽(教育まんが) 大道社