うちこのヨガ日記

ヨガの練習や読書、旅、生活、心のなかのこと。

「潟」と身体観


盛岡のヨガ友の日記を読んで、おもしろいなぁと思いました。
「潟」という漢字の書き順の話です。


はじめ、

「わたしもこの友人と同じ書き順だ。わかるぅ〜」

と思って読んでいたのですが、ゆるいモードの時のわたしの手の動きはそうでないことに気づきました。




緑の後に、赤を書く。

  • 左:手続きや書類に住所を書くとき(間違いとされている書き順)
  • 右:家族や友人への手紙に住所を書くとき(正しいとされている書き順)


わたしは新潟県出身なので、「潟」を書く機会が多いのですが、リラックスしているときは絵を描くような感覚で字を書くのですが、そのときのほうが正しいとされている書き順で書いていることに気がつきました。



文字を書く動きには「気空」というのがあります。
わたしの感覚では、この書き順を決めた人は力が抜けていたのではないかと思います。
それを基準に「こっちが正しい!」と議論しているかと思うと、おもしろい!



そして、この盛岡の友人は
私が直筆のお手紙をもらったことのある人の中で
誰よりもずば抜けて、美しい字を書く人です。



書く瞬間に誠実さや適度な張りがあるときは、「正しくないほうの書き順」になるのが身体動作的には正しいのではないか。
(ややこしい)



そんなふうに思ったのです。
感覚的な話です。
そして、この友人の言う

漢字の書き順、いっぱい知ってる男の人とは
付き合いたくないなーあんまり・・・

これも、わたしの感覚では
「なんかすごくよくわかる基準」ということになります。


ひとの魅力を半減させる知識もある

わかる、わかるよ。
ひとの魅力を倍増させるユーモアの対極にあるようなことを言いたいんだよね。
わかるよー。




わたしは、わたしたちは、
そして
ここまで読んでほくそ笑んでいるあなも(ユーのことよ!)
こういう身体観のどうでもいい機微へのつっこみを
これからも一緒に楽しんでいきましょうね。