うちこのヨガ日記

ヨガの練習や読書、旅、生活、心のなかのこと。

サージェント・ペパーのジャケットに写るヨガ聖者4人の話

ビートルズ(The Beatles)のアルバム「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド(Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band)」のジャケットにまつわるヨガ・エピソードです。


わたしは集合写真を撮るとき、「ハイではサージェント・ペパーいきますよー」と普通にかけ声かけてしまうほど、「サージェント・ペパー」はもはや動詞であり、写真の通り、手元にレコード盤を持つほど愛聴者しまくっており(今はiPodで聴いてますが)、歌詞さえ見せていただければすべて歌えると思うんですけれども、こんな大切なことを知らなかったんです。ヨガをするまで。
イギリスやアメリカではこのことについて詳しく書いている人がいるかと思うのですが、日本語の検索結果ではヨガの聖者との関係について詳しく記載したものがなかったので、詳しく写真と共に紹介しようと思います。CD版のジャケットだと小さすぎてわからないので、デジカメでレコード盤の画像をアップしました。


このことを知ったのは、友人に借りたビートルズ伝説」の157ページの以下の記載から。(引用)

<『サージェント・ペパー』のアルバム・ジャケット より>
ポール・マッカートニー(インタビューで構成された本です)
ジャケットに写っている人はみんな崇拝された英雄たちなんだ。(中略)あのインド人についてはすごい話があるんだ。ヨガナンダ・パラ・マンザと呼ばれる人がいて、1953年に死んでいるんだけど、驚くほど完全な状態で自分の身体を保持していたんだ。彼の死んだ3ヵ月後に、ロサンジェルスで開かれた医師会は信じられないとしか言いようがなかった。この男はまだ腐っていない。いまだに頬をほてらせたまま座っている。それは彼が超自然的な力を持っていて、意識の翼で肉体を超越したからなんだろう。彼は、やっぱりジャケットに登場している人間から教えを受けたんだけれど、その人間というのは、バブジィと呼ばれた人で、ジャケットでは、上の方を見上げている小さな絵で登場している。
彼を写真に撮ることはできない。神の使いだからさ。彼はいつでも支配者で、ずっとそうだったんだけど、いまだにまわりに超自然的な力を働かせているんだ。
彼は、ぼくらにも精神的な力を働かせている。だから、ビートルズのアルバム・ジャケットのどまん中に彼を登場させたというのは、すごいことじゃないか。ふつうの神だったら、ビートルズの音楽とかポップ・ミュージックに興味を持ったりはしないだろう。そんなものは、取るに足らないものだからね。でも、もしぼくらのやっていることに誰かが興味を覚えるとしたら、それはきっとどこかでつながっているんじゃないかな。(以後略)


まず、「あるヨギの自叙伝」、「人間の永遠の探求」、「聖なる科学」を読んだ人にはわかりますが、ここでいう
ヨガナンダ・パラ・マンザ=パラマハンサ・ヨガナンダ であり
バブジィ=ババジ です。


そして、ここでポールは語っていませんが、このジャケットにはパラマハンサ・ヨガナンダ、ババジだけでなく、ギァナアヴァター・スワミ・スリ・ユクテスワ・ギリとラリヒ・マハサヤも登場しています。


全体像はこうです。この4箇所。




右半分。わかりやすく、「ボブ・ディラン」にもポストイットしましたが、ディランの左下に「パラマハンサ・ヨガナンダ」、その左下に「ラリヒ・マハサヤ」、ポール・マッカートニーのちょい上に「ババジ」。「ラリヒ・マハサヤ」は半分かけてますが、半分でもすぐわかります。スマイルがすごい。




でもって、いちばん左上に「スリ・ユクテスワ」。
押入れからこのアルバムを取り出して、「ぬおぉぉぉぉぉぉぉ!」とひとり悶絶しました。



これまで、ヨガとビートルズの繋がりといえば「マハリシ・マヘーシュ・ヨーギー」についてしか書いていませんでしたが、サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド(Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band)」の発売は1967年6月1日。そして、ビートルズが「マハリシ・マヘーシュ・ヨーギー」に出会ったのは1968年のこと(参考)。これも、スキャンダラスな出来事を経て有名になっている事実よりも前に起こっている事実として、ビートルズ・ファンでありヨギのみなさんには是非知っておいていただきたい。そんなに人数いるのかわからないけど。


▼この世界について勉強したい人のために、リンクをリストしておきます(2016年追記)


▼その後の関連リンク