うちこのヨガ日記

ヨガの練習や読書、旅、生活、心のなかのこと。

人は見た目だろうか

いつもスーツでパリッとスタイリッシュな人が、意外な話を聞かせてくれた。
10年前にインド旅行をしたことがあるという。当時はスマホもなく「地球の歩き方」だけ持って、そもそも英語が話せないから行ってみてから考えるつもりで、まずは現地で知り合った日本人について行ったらしい。
わたしよりもべらぼうに若いってわけではない人なので10年前? と思ったけれど、仕事をしていない時期があってとサラリとおっしゃって、でも今はああいう安旅はしない、と。
そのあと、いまの感覚でどの程度の宿までなら(悪環境でも)いけます? という話や、ものすごく人間が好きになったりその反動で人間不信になったりする情の振れ幅の話へ。自分に対して優しく接してくれた人が、別の場所で人を殴っているのを見たという話をきいた。
わたしもそういう激しい場面を何度か見たことがある。親切とかビジネスとかやさしさとかエネルギーについて考えるナマナマしい材料が日常の中にてんこ盛りで、まあ疲れるといえば疲れる。それがわかっているから毎回行く前はすごく緊張する。でもずっと行かないでいると自分の中のなにかが枯れそうで、また行こうとする。
ひとことでいうと生命力だろうか。それとも人間力なのか。

 


それにしても、なぜ日本人同士が国内で知り合っていく過程ではこういう話がいまさらというタイミングでしかできないのだろう。先方も、宿の許容粗悪ラインの返答で「800円かな」という具体的な数字をわたしが即答すると思っていなかったようで、「そこまでいけちゃいますか今」といわれた。
一年前から知っていた、そのスーツ姿の人のいる場所は美容室。わたしもそこへは大人カジュアルな服装でいく。
そんなこんなで、一周まわって思う。

 

 

 人は見た目だ

 

 

服装はさまざまなことを隠してくれる。わたしも平日はOLファッションを楽しんでいる。
先日、仕事のあとに Ganga Moon Cafe というインドご飯のお店へ行ったら、店主に気づいてもらえなかった。少ししてから「あれ・・・もしかして、うちこさん?」と言われた。服装の力はすごいのだ。

 

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ジャケットを脱いで、がっついちゃった。おいしかった☆