うちこのヨガ日記

ヨガの練習や読書、旅、生活、心のなかのこと。

横のクチコミ、縦のクチコミ、斜めのクチコミ

少し前に、催しはどんどん密教的になるだろいうということを書いたのですが、それはここ一年くらいでわたしがヨガの練習環境でも感じていることでした。
これまでも「いろんな口コミがあるもんだな…」と思っていましたが、やっぱり横のクチコミは格別に素敵だとしみじみ感じるのです。横のクチコミというのは、横並びの関係でのクチコミのこと。クチコミにもバリエーションがあるので区分けして「横」と言っています。


横のクチコミでは、わたしのヨガクラスの場合、ほぼ100%ちょっとニヤニヤしながらおいでになる感じです。わたしも初対面の段階から昭和のダジャレを遠慮なく出せるので、たいへんありがたいです。ヨガは余裕を失ってシリアスになると心の中で断罪しあう関係になりかねないトラップがありますが、そのような関係になっていない行動仲間というのは、すばらしいなと思います。


縦のクチコミは、ご自身も指導者であったりインストラクターである人がわたしのクラスに来てくださり、「あそこへ行くと、こんなことができるよ」と練習者のかたを転送してくださるようなケース。おいでになるかたは「先生に聞いてきた」という感じなので、横のクチコミよりは初対面でのニヤニヤ度が下がります。まあでもそれも、クラスが始まれば10分で崩れます。


斜めには、斜め下と斜め上の2種類があります。
斜め下というのはちょっと不思議なのですが、ご自身はヨガをされないのに「おもしろそうな人がいるよ」という感じで斜め下からトスを上げてくださる人がいて、ブログを見つけたのとはちがう人がおいでになるケースです。ジャージを持って、アタッカーだけが来る(笑)。セッターどこいった?!
斜め上というのは、ちょっと事情が複雑です。
ご自身はわたしのクラスに参加されたことのない人が「なかなか勉強してるじゃないか。おっほん」という感じで、ご自身の生徒さんやお弟子さんのようなかたにクラスの情報を流し、お弟子さんのような人がやってくるケース。最近そのルートが判明しました。おいでになる方は「偉大な◯◯先生の紹介で来たのよ!」というトーンで自己紹介をされるのですが、わたし自身がその偉大な◯◯先生のことをよく知らないので対応に困ります。以前はメディア業界の近くにいたので、「どうもどうも〜、お世話になっておりまっすぅ〜(ポリポリ・ペコペコ。事情は知らんけど)」という態度を誰に対しても運動神経的にできていたのですが、近ごろはすっかりその商慣習が身体から抜けてしまい、いつか失礼と受け取られそう…。あの頃のチャラさを取り戻さねば。ギロッポンへ飲みに行かねばー!


「昭和の比喩全開でいける横のクチコミ」は、すごくうれしいです。秘めていきましょう。





これは先日地方で開催したヨガクラスのスタジオのかたが描いてくださった看板。秘密のアジトを貸してくださるかたとの関係は、まるで共犯者のよう。(なんの? 笑)



まちがえられたりもするけれど、わたしはげんきです。