うちこのヨガ日記

ヨガの練習や読書、旅、生活、心のなかのこと。

雑誌「Yoga & Fitness」をめくったら、ヘアカタログを見ているような気分になった


写真の雑誌は、たまたま見つけたヨガ雑誌。昨年出たもので、じっくり観察したくなって買いました。
冒頭でインタビュー記事がいくつかあったあとは、ひたすらヨガを楽しんでいる「人」の写真とショートコメントが並びます。まるでヘアカタログや街のおしゃれスナップ100みたいな内容。
そして出稿している企業を見るとおしなべて筋肉質で、なるほどね!!! となりました。(つい職業病で、そういうところを見てしまう…)
有名なヨガ雑誌はいつの間にか広告のみならず主コンテンツまでもがヨガ・インストラクターになりたい人向けになっていて、いまはタコが足を食いはじめて膝も太ももも食べてしまって股関節くらいまでいったらその先はどうなるのだろう… という状況に見えることがあるのですが、この雑誌は身体を動かすことに対してポジティブな面が前面に押し出されていてド直球。
ひたすら練習が楽しそうでしょうがない人の画像を集めたみたいな構成。お腹が割れてそうな勢いの女性も少なくありません。広告掲載商品はいずれも体脂肪を減らしてなんぼのもの。写真も美しさよりも "練習してそうなライブ感" が優先されている印象を受けます。


楽しさを最大化する領域へ振り切っていくこういうスタンスは、わたしはすきだな。ヨガはメンタル面でもメリットが多いとは思うけれど、そこはターゲティングのむずかしい領域。ちょっと人間の尊厳の域に踏み込むというか、そういうところがあると思っているのです。
なのでこういう「練習、楽しいっ! ウェーイ☆」みたいな人々の姿をパラパラと見られるというのは、"雑誌" としてすごく素直だな…。なんて思ったり。一周まわって新しい、とでもいうのかな。
ヘアカタログ雑誌をパラパラ見て美容室へ行きたくなる、そういう感覚で練習へ行きたくなる。「いいね!」と思いました。