うちこのヨガ日記

ヨガの練習や読書、旅、生活、心のなかのこと。

イワンの馬鹿 トルストイ / 菊池寛 訳


こどもの頃に読んだけど、大人になって手足を動かして働くようになってからのほうが、だんぜん沁みる。キリスト教のカルマ・ヨーガの教え。
悪魔の失脚のしかたがちょっとかわいかったり、迷惑をかける人の描かれかたが邪悪すぎないのもいい。でも最後はズシンと善の定義を匂わせる。
承諾のとき「どうぞ、どうぞ。」になったりせず、すべてが「いいとも、いいとも。」なのがいい。このフレーズを何回も積んでくる。
イワンの馬鹿の「馬鹿」は、アントニオ猪木さんのいう「馬鹿」と似ている。「馬鹿になれ。とことん馬鹿になれ」と言われた気分。


▼Kidnle版

イワンの馬鹿
イワンの馬鹿
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(2012-09-13)