こどもの頃に読んだけど、大人になって手足を動かして働くようになってからのほうが、だんぜん沁みる。キリスト教のカルマ・ヨーガの教え。
悪魔の失脚のしかたがちょっとかわいかったり、迷惑をかける人の描かれかたが邪悪すぎないのもいい。でも最後はズシンと善の定義を匂わせる。
承諾のとき「どうぞ、どうぞ。」になったりせず、すべてが「いいとも、いいとも。」なのがいい。このフレーズを何回も積んでくる。
イワンの馬鹿の「馬鹿」は、アントニオ猪木さんのいう「馬鹿」と似ている。「馬鹿になれ。とことん馬鹿になれ」と言われた気分。
▼Kidnle版