専門用語や業界用語というのはなんとも感じが悪いものですが、急に直そうとするとぎこちなくなってフリーズしてしまいます。
先日も「日帰り温泉に入ってきました」という言葉が出てこなくて、職場の隣の席の人に
「温泉に、泊まらないで入ることってなんていいますか?」と質問して、
「日帰り温泉、かなぁ」と教えてもらいました。
頭のなかでは
温泉のドロップインってなんていうの?
と思っていました。
わたしは長岡市にいるとき、よく日帰り温泉へ行きますが、口語では
「泊まらない人も入れる温泉」「温泉のスーパー銭湯」
などと言っています。少しまわりくどい。
日帰りという感じでもなく、ほかの用事の帰りに立ち寄る感じ。おとなりの群馬県など温泉の多い地域も、そんな感じではないかと。銭湯なんだけど温泉なの、みたいな感じ。
立ち寄り温泉
と言っている人は、どのくらいいるかな。これを英語にすると「drop in」なのです。
「その温泉、ドロップインできるの?」みたいな感じでね。感じは悪いだろうけど、意味はあってる。
わたしは「デフォルト化する」とか「デフォルト化してきた」とかも、感覚的にはいつも脳内にあるワードです。
「この人はもう壁なしで倒立できるのがデフォルト化してきた」とか、そんな感じ。定常化したというよりも 、もう初期設定値がそうなってきた感じ。過去の努力が技術的に織り込まれて、もうこれが初期設定。みたいな感じです。
わたしの脳内はいつも業界用語だらけなので、口語で感じ悪くないように話すのがいつもむずかしいと感じます。