うちこのヨガ日記

ヨガの練習や読書、旅、生活、心のなかのこと。

壇蜜×西原理恵子の銭ゲバ問答「幸せはカネで買えるか」(Kindle書籍)


「文春トークライブ」というQ&Aイベントをテキスト化した電子書籍。おもしろそうな組み合わせだなと思って読んだら、壇蜜さんがすごくいい。しっとりしているのに軽い、不思議なバランス感覚。
全般励まされる話題が多いのですが

西原:他人にどう思われようと、まず自分が幸せになって、その幸せを家族に分ける。それが一番だと思いますよ。
壇蜜泣けてきますね。お酒くださ〜い。

お酒くださ〜い。って、なるよね(笑)。



壇蜜さんが自分自身について語る、ここもいい。

 他人に依存しないで、自分が自立していれば、それを見ている他人も楽しい。その楽しみを糧に、自分もまた自立できる。そういうサイクルが成り立ったから、いまの自分があるような気がします。

友人が「壇蜜日記」というエッセイがおもしろいと言っていて、それから気になっていた壇蜜さん。すてき。



序盤にある「モテたい」という相談への壇蜜さんの回答も、沁みる。

「モテたい」とか、「モテ」るという意味が、私にはよく分らない。いろんな人からアプローチされたとしても、じゃあ応えてあげるの? みんなに応えられるの? そう思ってしまいます。寄ってきた人をあしらうことも含めて「モテる」というのなら、それは、ただの「傷つけ屋」だよと思うんですよね。

寄ってきた人をあしらうことの大変さを知ったうえで、こうなるのでしょうな。
でも、そのあと、
なんと、壇蜜さんは
こうくる。

だから、アプローチを断って他人を傷つけるのではなく、とりあえず誰とでも寝てみたらいいんじゃないかな。

どっかーん。マルチ商法にもスピリチュアルにも傾倒しないであろう磐石さを感じます。


わたしは南海キャンディーズしずちゃんのほうを先によく見ていたので、はじめて壇蜜さんを見たとき「目と口がしずちゃん似で、ここまで違う雰囲気になる要素はどこにあるのか」と気にしていたのですが、世間的にはしずちゃん壇蜜さんに似ているということになっているようですね。どちらもすてき。


▼これはKindle版だけみたい(こんなふうにテキストをバラ売りする時代になっているのよね昨今)