うちこのヨガ日記

ヨガの練習や読書、旅、生活、心のなかのこと。

シーケンシャルな動禅でほっこり


先日皇居へ出かけて、5.5キロ半を45分かけてゆっくり走ってきました。
わたしは4月に体調を崩してから走っておらず、今回はジョグ仲間の誘いでもっさり出てきました。もっと身体が鉛のように重いと思っていたら、そうでもなくてひと安心。夏のような陽気で汗が出ていたからかな。
この日はわたしが皇居デビューに同行した人が誘ってくれました。あれから1年半。本人曰く「初回のしんどさがうそのようだ」とのこと。よかったね。
走りながら「なんで走ると心が落ち着くのだろうね」なんて話をしたのだけど、走りながらなのでよく考えていない。要するにそれがよいのだろう。いろんなものが滞らずにさらさらと流れていく。


走った後にふたりで最近読んだ本や映画の話をしながら、近ごろは頭から指令を出して心を動かすようなことを多くしていたことに気がつきました。
数日寝たきりだったのを機に異様に小説を読みはじめ、動けるようになったらなったで映画を見に行き、頭に刺激を与えて心を動かした気になっていた。そしてそれが惰性のように続いていました。
この春は実際頭でっかちになるような作業も多く、いろいろな手続きで使い慣れない頭の使いかたもしていました。その状況になんとなく危機を感じて参加したヨガイベントで練習意欲がぐぐっとあがったのはよいのだけど、以後はできるようになりたいあれこれに力点を置き、動きはガッツリ。流す感じのシーケンシャルな動きが少なくなっていました。


今回久しぶりにゆっくり走って落ち着いて、こういう動きのよさをしみじみ味わいました。
こころが滑らかになるような動きを身体から導いていくことができるのも、運動の効用ですわね。
ドタバタせずに、エレガントにいきたいわ。

(今日の写真は、皇居近くの麹町歓楽ストリートでエレガントに咲いていた芙蓉)