うちこのヨガ日記

ヨガの練習や読書、旅、生活、心のなかのこと。

寄りかからない前提の伴走仲間

コンスタントにマラソン大会に出ている人はわかると思うのですが、マラソン大会は一人で走るよりもラクに走れます。整備されたコースで、沿道で応援してくれる人もいるしね。でも、最も大きな存在は、近くを走っている人の存在。
他人だけど、おなじことに専心している人。


ヨガクラスも、同じようなところがある。ひとりで練習するときよりも動けるのは、同じ空間にいる人が、同じことに専心しているから。(イワシ効果!
コース、距離の設定は、主催者のわたしのしごと。それだけでなく、なるべく「専心する気がある人」が多く集まる工夫も少ししている。自分の意志で行動する人が圧倒的に多い比率にしている。


最近、こういう工夫に気づいてくれる人がいて嬉しい。「うちこさんのところは、ラクでいいわ」といってくださる。
日々社会で牽制しあう人間関係のなかにいるからこそ、「ただの肉袋」がいっせいに転がったり曲がったり反ったりする、それだけの時間が楽しい。
「ただの肉袋A」がひっくりかえると、となりの「肉袋B」もつられてひっくりかえったりする。



 にくしん。「肉親」ではなく「肉身」。



性別も年齢も暮らしぶりも仕事も家庭も成功も失敗もどうでもいい、ごろりとした肉身。
わたしはクラスへ向かうとき、今日も肉身たちに会える、という感覚があります。