先日ヨガのインストラクターさんにおすすめ本を問われたので、その人の好みに合いそうなセレクトとして内藤景代さんの3冊をお出ししました。
彼女はなかでも「こんにちわ私のヨガ」を大変おもしろく感じたようで(名作です)さっそくスマホで買おうとしたのか、「もう中古でも、なかった…」としょんぼりしていたので、どれどれと久しぶりにチェックしてみたら、なんといまKindleでブログっぽい感じの文体の、エッセイ本のようなものが出ていましたよ!
現存のヨガ系テキスト執筆者さんとしては、あいかわらず日本最強と思えるおもしろさ。
もうこれ、ヨガをやっていてKindleを持っているすべての人におすすめって言い切ります。おもしろいです。
わたしなりの面白ポイントを書くと
- 夏目漱石の「坊っちゃん」を、そう読みましたか! というネタが出てくる
- 落合博満氏の身体観のどこがすごいかを、ヨギックにビビッドに書いている
- 大脳・小脳・脳幹の説明が何度もあるのですが、とにかくおもしろい
最後のポイントは、ひとつ例を引用すると、こんな調子。
夢ばかり見る、大脳。
同じことを、ただ、くり返す、小脳。
不調だと、自律神経の失調をもたらす、脳幹。
(変化する地上、3つの脳で協力 より)
あいかわらずシビれる説明がてんこ盛りです。
落合さんのくだりは、わたしはソフトボールと軟式野球をやっていたので、首がもげそうなほどタテノリでうなりました。(前にちょこっと、バッティングのエピソードを書きました)
過去にもさんざんおすすめしてきましたが、まだ一冊も読んだことがないという人は、ぜひ。
インターフェースが昭和デザインなので古いと思ってヒくと、損します(笑)。
★この著者さんのほかの本の感想は、こちらにまとめてあります。
3つの脳で、楽に3倍生きる 大脳・小脳・脳幹は、こころ体いのち。明るく豊かに健康に
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内藤 景代 (2013-03-26)