うちこのヨガ日記

ヨガの練習や読書、旅、生活、心のなかのこと。

熊本と新宿をつなぐ作家 漱石・八雲(新宿歴史博物館)


「新宿歴史博物館」で開催されている文学展示へ行ってきました。熊本近代文学館との共同主催だからできてしまうらしい、この企画。すばらしくおもしろかったです。
建物に入るといきなり、「あなた来週さっそく熊本まで観光にいらっしゃいよ」といわんばかりの、『草枕』関連スポット紹介パネルが並んでいます。
そこにあった宿やお風呂の写真が6月に観たお芝居のセットとすごくよく似ていて、こういうふうに雰囲気を再現したのだなぁということがわかったりして、熊本へ行きたい病にまんまとかかりました。


展示には漱石グルジの熊本時代の写真がいっぱい!
暑いなか肩まで着物をまくって、膝下が露出されたお昼寝姿の写真を見て、大★興☆奮。
そんな独自の見どころのほかは、毎度ながら装丁コーナーがたまらない。



いただいたパンフより。
(ここでもらえるパンフレット2冊は、すごく読み応えがあってまとめも見やすい、すばらしい内容)

彼岸過迄」「虞美人草」などはかなりインドっぽい配色やイラストだったりして、素敵…。
漱石山房ブランドの原稿用紙のデザイナーが橋口五葉さんという人であることを知り、ほかの作品も見たくなりました。
八雲さんのほうの装丁は、アルファベットが入るので、これまたモダンなアートワーク。並べて展示してあるのがかなり粋!

八雲→漱石のバトンタッチ期間に受講生だった人による、両者の授業の特徴コメントもおもしろかった〜。
熊本時代のエピソードが中心なので、寺田寅彦ファンにもたまらんコンテンツが満載です。


▼8月30日(日)までなので、ご興味あるかたはぜひに〜!
協働企画展 熊本と新宿をつなぐ作家 漱石・八雲