うちこのヨガ日記

ヨガの練習や読書、旅、生活、心のなかのこと。

フレンチアルプスで起きたこと(映画)


今日は映画の日。いつも聴いているラジオで紹介されていた映画を観てきました。
旅行でフレンチアルプスの雪山へ行った家族が、スキーリゾートを楽しむ中で起こる物語。


自然災害に直面したときに自分を優先して逃げた父親が責められ、追い詰められていく。
そのプロセスの中にいろいろな「男性って、こうだよね」「女性って、こうだよね」がちりばめられている。
これはたぶん多くの人の感想とは違うのだろうけど、わたしは「この旦那さんはこんなにかっこよくて甲斐性があって子供の面倒もよく見ていて、すてきなのに」という思いがずっとあって、開き直っちゃえばいいのに、と思っている間に映画が終わった。かなり女性寄りの視点の映画だと思った。


ストーリーに散りばめられる、「男性は男性から評価を得たいのだ」というメッセージを、わたしは見逃しておりませんよ!
ずっと、この本の印象がつきまといました。


この夫婦には息子と娘がいるのですが、父と息子の関係の描き方がなにげに細かい。
娘は空気の悪さのなか弟を抱きしめ苦しむ。息子は親同士の喧嘩はさておき、とりあえず別れないでねというメッセージを出す。女性は「役割」を重視するけど、男性は「自己の利益」を重視する。
で、男性のそれがよくないかといったら、こんだけ素敵なリゾート旅行ができる生活をさせてくれる旦那さんなら、もうじゅうぶん役割は果たしていると思うのよねぃ。いい旦那さんなのに…、という思いが最後まで拭えない映画でした。



 自然災害以上に、子供を不安にさせまくる夫婦



こんな家はいやだぁ。
という気持ちになる映画なので、若いカップルにおすすめしたい。
なんかいろいろ、バブリーな悩みだと思いました。


▼映画情報 原題は「不可抗力」らしい。まさに!
フレンチアルプスで起きたこと