まえに「あぐらをかけるようになりたい」「蒔前屈」というのを書いたら、あぐらをかくのに足首がひっかからなくて組めないという人が多いことがわかり、今年からアプローチを増やしています。
前にも書いたとおり、足を組むというのは「足首」「膝」「股関節」の回転の足し上げなので、それを促進すればよい。で、その促進に「手の動きでシンクロさせるアプローチ」というのがあります。
今日紹介するアプローチはたまにヨガクラスに取り入れている遊びなのですが、文章で紹介するのはたいへんむずかしい。
なので、お絵描きしましたー。
こんなことするの。
- 片方の足首反対の膝の上にのせ
- 手首とひじと腰をクネクネさせながら
- 降りていく
そんだけ。
なんだけど、むずかしいよ。
こんなかんじでね。
むずかしいけど、楽しいです。
きゃっきゃいいながら、ドテッ☆ とか ズコッ☆ とか、ゴチッ☆ なんて、ときに壁におでこをぶつけたりなんかしながら、「いいトシして、なにやってるんだろ。わたし」って感じが最高に楽しい。
で、感じて欲しいのは、この関係。
肘・手首・指先をクリクリ稼動させればするほど、股関節・膝・足首・指先が「つられて」動きます。
あぐらのむずかしさって、
この赤い矢印の方向がふさがれているからむずかしい。お尻と先に組んだ膝が床に置かれているから、回転のベクトルと遊びが使いにくいのです。
だけど、先のような運動で「関節の回転の足し上げ」ができるって知っているだけで、だいぶ違うの。座ったまま、ちょっとお尻を浮かせて見たり後ろに手をおいて足首をクリクリしてみたり。そういうアイデアが身体で理解できると意識がかわる。
(このことは、まえに倒立の状態であぐらを組むことの説明をしたときにも書きました)
説明しすぎて練習をする楽しみを奪ってしまうことのないよう、このへんにしておきますが、あぐらの脚を組めるようになる道には、発見がいっぱいです。心の目で観察を重ねれば、自分の骨を、まるで恐竜の骨を見るように客観的に意識できるようになりますよ。