昨年の終盤は、ニューデリーで友人の仕事の手伝いをしながら過ごしていました。
彼らとは10年前にネット(インスタント・メッセンジャー)を通じて知り合って、わたしがインドへ気軽に行ってしまったところから関係が始まりました。
総合的にみんなと遊べるネタがあるので、付き合いやすい家族です。
- 兄は日本語を話す
- 弟は元エンジニア
- 妹がネットで知り合った男性と結婚しているほどネット家族
- 父は新しいことに寛容で、ひらけている(公務員だったのに!)
- 母はインド古典の勉強家で、ヒンディーを教えるのが好き
- 嫁はわたしに踊りを教えるのが好き。というか、やたら踊る人
- 全員英語を話せる
- 数字のやり取りが正確
このなかでも「数字のやり取りが正確」というのが重要で、時間の連絡、距離の話、お金の話でストレスを感じないというのが大きいです。
どんなにいっけん態度が適当でも、ネットを使って商売をするようなインド人は「地頭のスペックが自分よりも5倍は優れている」と思っていたほうがよい、というのが感覚的所感。
3年前から、彼らはわたしの電子マネー口座をスペアで利用しています。毎回きっちり戻してくるのでぜんぜん確認していません。最近はもう少なくなったそうですが、インドでは国際情勢・社会情勢を背景に、銀行の口座やオンライン取引をパチッと突然凍結させてしまうようなことがあって、律儀な人たちはこれに悩まされていました。インドは大停電なんかもたまにあって、もっと根底からまだ不安定なのだけどね。
でもインフラの安定って、どこまで求めるのがいいものなのかな。なんてことをよく考えます。
いまのインドくらいの「なんかあるかもね。そのときのために、策はあったほうがまあ、安心ではあるよね」くらいの心もちが、いいバランスなんじゃないかと思う。これを超えると、不安をあおるビジネスが市場を幅をきかせすぎる。インド人にこの不安あおり市場を広げようとしても、競合に「神に祈る」ことがあるから厳しそうだけど(笑)。
生活インフラの整備と平行してインターネットが普及しているインドの状況は、ちょっと面白いです。
デリーに居るあいだは、ヨガはさておき(呼吸法はするけど)、こんな感じで過ごしていました。
●ニューデリーの家に居たときのこと
仕事以外の光景。昔きゃっきゃと一緒に遊んでいた妹がムンバイへ嫁に行ってしまったのですが、いまは兄のところへやってきた嫁が遊んでくれます。
●インド門(India Gate)たそがれスナップ
仕事の後に時間があればドライブなどしていたのだけど、10年ぶりにインド門へ行きました。
●輸出業アルバイト編:仕入れに同行してみた
ムスリムさんたちの工場へお邪魔した。
●輸出業アルバイト編:撮影を手伝ってみた
このへんはデジタル使いで少し役に立てた。
●輸出業アルバイト編:梱包を手伝ってみた
餅つきで水をひょいと入れる人みたいな手伝いだけど、手伝った。
●輸出業アルバイト編:海外へ発送する。国際メールビジネスセンター
見てるだけだったけど、郵便局に居る人たちとおしゃべりして楽しかった。
毎回「なんでわざわざリシケシまで行くんだ。ニューデリーで勉強すればいいじゃないか」と言われる。
いままではあまり真面目に聞いていなかったのだけど、今回連れて行ってもらったここは、図書館などもしっかりあって、ちょっと興味がわいた。
MDNIY(Morarji Desai National Institute of Yoga)
デリーはものすごく空気も悪いし治安も問題になっているけど、わたしはいまのインドのような黎明ムードが好きだ。
排気ガス吸いまくりでもデリーでバイクに乗って、働いて、ここでヨガしたい。って、どういうバランスなのかと思うけど、それだけマテリアル・ワールドには魔力がある、日本もそうであったということなんだよね。