秋葉三尺坊大権現と同じく旧栃尾市(栃堀区)にある、石川雲蝶作品が見られるスポット。ちょっとややこしい神社 in 神社。巣守神社の敷地の中に、雲蝶作品で埋めつくされた小屋のような貴渡神社があります。
「栃堀のふるさと交流会館」というところに車を止めることができるようです。探すときも、ここを目指すとよいでしょう。
巣守神社は、境内を
ずんずん歩き奥へ向かうとあるのですが、
ずんずん歩く前に左にこんな建物があり、
これが貴渡神社(たかのりじんじゃ)。
「植村角左衛門貴渡(うえむらかくざえもんたかのり)」という、天明の大飢饉のときに機織で大成功した人を祭っているのだそうです。
この、機神様(はたがみさま)の祭られかたは、素敵すぎです。
入ると全面、大変なことになっておりました。
機織の音や、女性の鼻歌が聴こえてきそうです。肩と首の角度とか、ほっぺとか、なんともいえん。
猿。さる、かわゆい……。
なんというか、このひとことを使うのはいつも少しためらうのですが、やっぱり
雲蝶作品は、爆発的に
かわいい!
のです。ワクワク成分が爆発している。
楽しく仕事をしている人の魂が、ぽこっとそのまま残されたような。
いまでもその気持ちがビシバシ伝わってくる。
階段と神社を見るとつい修行魂に火がついてしまう人におなじみ(?)の「往復カウンター」もあります。
それにしても、、、(余談)
寺泊もそうですが、長岡の人間からして「旧栃尾」いうても、相変わらず栃尾はりっぱな油揚げの栃尾であって、長岡とはその油揚げの大きさが違うんだよなぁと思っていたら、静岡の清水市はもうずいぶん前から「旧清水市」であるという話を静岡の人から聞いてびっくりしました。
清水はエスパルスもあるし、ちびまる子ちゃん発祥の地で有名な印象だったし、びっくり。
こうやって人口が減って、人間社会も自然も昔に戻っていくのかな。
▼このほかの写真や記録のインデックス
●新潟県で石川雲蝶の彫刻作品をめぐる