とある朝のできごとなのですが、こういうとき、インドは暮らしやすいなぁと思うんです。
という話。
リシケシでわたしが通っていたヨガ道場では、ときに初心者クラスをわたしがやることもあったりして、いつもこんな感じで鍵の管理をしているディー君と鍵を開けるのですが
開かない。
ようし、と、チャイスタンドから参戦する
マフラーをハチマキ状態で巻いているおじさん。
気合はいまのところダントツであるが、
開かない。
練習仲間がやってくる時間になりました。
タイ人のお姉さんがディー君に「ちょっと、かしてごらんなさいっ!」と。
おばちゃんパワーで開きそうな勢いだったけど、開かず。
ユーたち、早いねぇ。
おや? ドアが開かないのかい。どれ。
と、スペインのヨガ仲間のじゅんじ(中味が高田純次な人:参考過去ログ)
と、そこへ。
ふら〜っとマントラの先生がやってきましたよ。
この人なら開けてくれそうです。
「オープニング・マントラで開いたりして〜」と盛り上がる一同。
マントラで開くかぼけーい。
どれ、どれ。と、手でトライする先生。
じゅんじはその間、チャイのおいしさをアピール。
そういうしている間も、ディー君は冷静でした。
開けてくれる人を呼びに動いていた。
二人の男性がやって来て、マルチな魔法の鍵のようなものを使い……
あら〜、開いちゃった〜。
ぐず、ぐず。ぞろ、ぞろ。
今日は練習をしなくてもいいことにしようと思ったのにね〜。
ぐず、ぐず。ぞろ、ぞろ。
もちろん、文句を言った人はひとりもいないのでした。