過去に同じ出版社の「地獄と極楽」の感想を書きましたが、これは同シリーズの「おしゃかさま」です。
わたしは休みの日の稽古の後、時間があるとちょっと足をのばして東京近郊の気になるお寺へ行ってみたりします。この本はそこにポンと置いてあったのですが、場所を書くと持って帰ってしまう人への情報提供になってしまうかもしれないので、場所は伏せておきます。「大道社」さんのサイトで購入できることがわかったので、ぜひそちらへ。お盆の帰省のお土産に、物心がつく頃合のお子様を持つご友人への贈り物に、暴力的な男性へのクリスマスプレゼントに。幅広いシーンでおすすめの本ばかり。
なかでも名作すぎる「地獄と極楽」は、今後だれかと親しくなるにあたり、この世界が理解できるかどうかの踏み絵的な用途としても大いに役立つことでしょう。うちこは万が一、今後うっかり初デート的な場面が死ぬまでにあるのなら、これをリュックに入れていきますよ。(相手が僧侶でない場合に限る。踏み絵と逆効果になるので)
そこには、こんなふうにわんさとあって……
H&Mよりワクワクするぞー!
最新版の「おしゃかさま」は
こんな表紙みたいなんだけど、わたしが読んだのは、そのいっこまえのタイプみたい。
母上のわきの下描写じゃないのが、ちょっぴり残念。
内容はベーシックなブッダ・ストーリーで、手塚治虫先生の「ブッダ」の後には読まないほうがいいと思うんだけど、最後のほうにはスジャータさんの話や、映画「禅 ZEN」でも使われていた、子供を失った母親への説法話などが収められていました。
ヨギ的には・・・
やっぱ、ここでしょう。
やっぱり見たんだね、ブッダ!
ハードなアーサナ、見たんだね!
「無理せず、無駄せず。修行のしすぎには注意しましょう」という、ありがたい教えの本でした。