うちこのヨガ日記

ヨガの練習や読書、旅、生活、心のなかのこと。

「The Divine Life Society」で朝の礼拝、瞑想、チャンティング

リシケシ滞在中に2度、「The Divine Life Society」(通称「Sivananda Ashram(シヴァナンダ・アシュラム)」)という、シバナンダさんのアシュラムで朝の礼拝、瞑想、チャンティングに参加しました。「夕方のキルタンがとっても良いので、ぜひ」とインド放浪帰りのレイコちゃんに勧められていたのだけど、レッスンとかぶる。残念…、と思っていたら、幸恵さんが「あそこは朝の5時から、ほぼ一日中なにかやってるよ。朝の5時のお祈りと瞑想もいいわよぉ〜」と教えてくれたので、行ってみました。
夜あんまり遅く帰ると心配をかけてしまうし、かといっていきなり6時間とかは、寝られないんですねぇ体質的に(先生は8時間以上寝なさい、とおっしゃるのですが)。なので、だいたいなんとなく11時過ぎに寝て、4時には起きていました。全く目覚ましいらずで、朝4時半に部屋を出て、シヴァナンダ・アシュラムまで行きました。



近道は、前の夜にチャックが教えてくれました。ラムジュラという橋の近くのここを入っていくと



ヨガホールとか、受付とかがあるエリアがあって、そこを抜けて



5時にはものすごい行列しているところがあるのだけど、ここは、病院。アシュラムは上にあがっていって、道路まで出てから



入口が見えるので、この階段を登って……(ハムストリング修行)



こんな景色が見えたら、もうそこには人がいるはず



ちなみにうちこは、早朝のガンガーの眺めが1日のなかで一番好きです。



階段をあがったところに建物がふたつあるうち、右の建物で「朝5時から、1時間の礼拝&瞑想」が、左の建物で「朝6時から、1時間のチャンティング」が行なわれていました。(その間にはブックストアがあります。朝は開いてなかったけど)
順に、書きますね。



■まず、朝5時から、1時間の礼拝&瞑想


なんか、写真を撮ってはいけないのかな? と思って、建物の中がどんなだったかを覚えておきたくて手描きでメモしたのですが、写真は撮ってもよかったみたい。(参考:rapport_yogaさんの記事、一番下の写真)
花道の左側に女性が、右側に男性が座ることになっているそうです。シヴァナンダ・アシュラムのヨガホールも、男性のヨガホールと女性のヨガホールに分かれているんですって。サイドにはシバナンダさんの歴史の写真や絵がありました。

 はじめの15分:マントラ・チャンティング
 つぎの30分:瞑想
 その後の15分:また、マントラ・チャンティング、英語でのお説法

という流れなのですが、はじめのチャンティングは歴代の偉大なヨギや神様の名前を唱えていくくだりがあり、まるで永平寺の修行のようでした。(DVDで見たのと似てる!) みんなをリードする先導ボーカリストのおじいさまの発音が、なんとも愛らしく、高野山の重低音声明に慣れてしまっていたうちこは、「楽しい」印象を受けました。一緒に唱えているうちに、ほんわかしてくるんです。


その後、瞑想。まあ、瞑想は瞑想です。


最後はまたマントラ・チャンティング。英語でのお説法もありました。西洋人のお坊さんでした。
こう、真言宗の朝の勤行よりもぜんぜん「参加できる」感じがあって、開かれているなぁ、と感じました。日本のお寺も、こういうノリならいいのになぁ。「お焼香で足イタタ! の瞬間だけが異常な参加感」というのは、ちょっとね。



■そのあと6時から、炎のチャンティング!
これがですね、めちゃくちゃよくて。1時間構成なのですが、4人のリードボーカルさんがオルガンを弾きながらみんなを先導しての合唱。
歌詞は、

 オーム・ナマシバーヤ(OM NAMAH SHIVAY)

これだけ!

ただ、これだけなんです。なんですが、「オーム・ナマシバーヤ」と1時間歌い続けると、自分のなかで発生する音のバイブレーションと床の大理石に接触しているお尻の骨との響き合いで、なんだか気持ちよくなってくるのです。次々と登場するメロディに集中しているので、上半身の集中と下半身のバイブレーションが、自分の身体の中でずっと繰り返されている状態。
なかでも100%アドリブの、指パッチンで調子をつけながらリードするおばあさまのパートは、かなり気持ちいい。ほかの人のリードするメロディはめちゃめちゃマイナーでフラットしまくりの、いわゆる「残念なときのメロディーライン」なのですが、慣れてくるとこれも気持ちいい。



動画をみつけた!

そしてその間、真ん中の「かまくら」の中のような小部屋でずっとお祈りが行なわれていて、最後には点された蝋燭の火でクリスマスツリーのようなものが出来あがります。

かまくらの中の写真を、その興奮の後に撮影。


ツリーが完成すると・・・、
ここでものすごい鳴り物投入!


 カーン! カーン! カーン! カーン! (西洋の鐘の音と同じ感じ)
    ドンッズド、ドンッズド、ドンッズド、ドンッズド(これが、めちゃロックなドラム!)


これを、隙間なく鳴らしまくる。お前はキース・ムーンかっ!ちゅうくらい鳴らしまくる。この流れにはたまげたのと、そのまえの1時間で自分の中に醸成されたあの気持ちよさの後に、こんなのきちゃうの?! とびっくり。最後は立ち上がって花道を作り(これは左の列が男性、右が女性)その火を、巣鴨とげぬき地蔵の煙のように、ありがたく拝ませていただきます。
うちこはこれ、ロック好きにはぜひおすすめしたい。
いやーびっくらこきました。歌って、すごい。