リシケシ(リシュケシュ)にいる間に一度はやってみたかったシロダーラ。行ったのは、「Kalptaru Ayurvedshala」というアーユルヴェディック・エステ。(エステ自体が初体験だ!)朝のレッスン後、今日はちょっと一人で遠出してどこかでランチでも食べようかなと、ラムジュラからラクシュマンジュラまでガンジス河の上流に向かって右側をブラブラ歩き始めて3分くらいのところで看板を見かけて足を止めました。
おじさん的な青年(必ずや年下)に「ハロー。カモーン」と声をかけられて、なんだか気にもなっていたので、メニュー表を見せてもらいました。後でいただいた名刺の裏にも同じ記載があったので書いておくと
★Panchkarma
★Ayurvedic Treatments
★Rejuvenation Packages
★Obesity (Slimming) Package
★Body and Mind Relaxation
★Stress reduction Package
★Massage Courses
★Beauty Workshops
★Pranik Healing etc.
もちろんメニュー表に値段の記載はありません。選んだ商品の組み合わせや相手によって変わるからでしょう。
シロダーラは必ずやりたいと思っていて、もういっこは一番ベーシックっぽい全身マッサージ、やるならこの組み合わせだな、ということだけまず自分のなかで決めました。目の周りに土手を作ってバターを流し込む「ネートラタルパナ」もやりたいなぁ、と迷ったのだけど、そのあとまた夕方レッスンに行こうと思っていたのでやめておきました。
「やるなら、これと、これかな」
と言ってから、交渉が始まります。
マッサージ600ルピーとシロダーラ800ルピーで、足すと1400ルピーなんだけど、1000ルピーに負けてあげよう。各1時間、合計で2時間だよ。といわれました。私がメモを持って歩いていたので、「君はしっかり価格を確認して、ぼったくられたくないのだろう? わかるよ」という気づかいを感じます。
とりあえず判断できないときには、「ボサツ・アーサナ」です。「ヨン様のポーズ」。
涼しい顔に、涼しげなスマイル。(外のテラスはあちいのだけどね)
その間、「相場いくらっていわれてたっけかなー。誰かに聞いた気がするんだけど、忘れちゃったなぁ」と自分の中でのインド情報データベースを検索していました。
すると・・・
店員のVimalさん:君は、いくらなら払おうと思うんだい? 言ってごらんよ
ときます。
お客のうちこさん:800(特に深く考えませんでした。半額は、さすがに言いすぎかなと)
店員の青年:ワーオ(即答かつ具体的! みたいなリアクション)
店員のVimalさん:わかったよ。でも、他の人には言わないでね。(ごめん、書いてる・・・。でも、言ってない言ってない)
ちなみにうちのシロダーラは、3リットル使うからね! 3リットルだよ!
お客のうちこさん:へー! それって多いの?
店員のVimalさん:多いよー! うちの自慢だよ!
【注】いまインド(特にリシケシ)はものすごい勢いでインフレしているので、時間がたっていればそれだけ高くなっていると思います。あと、このあと道場仲間の幸恵さんに聞いたら、2時間の相場は1000ルピーだそうです。
ということで、3リットルのシロダーラと全身マッサージで800ルピーになり、12時にまた来る! と言ってデポジットの100ルピーを置いて、チョティワラの横の「Luxmi」で朝ごはんを食べて、なんとなく不安なので必要最低限以外のお金を部屋に置きに帰って、再度マッサージを受けに来ました。
今回の旅で最も失敗したチョイス。バターナン(22ルピー)と、ソーダ(12ルピー)。味がなかった。
マッサージはこのお姉さんがやってくれました。服がかわいい♪ やさしいお姉さんです。
記憶の範囲ですが、全身マッサージはやさしめの圧で、とっても丁寧。パンツ一丁でしたが、本当は全裸のはず。「パンツも脱ぐのー!」というリアクションをしたら、「まあいいわ。寝なさい」みたいになったのだけど、裏返しのときはTバックじゃないのにTバックにされてました(笑)。
それよりね、薄いレースのカーテンの向こうを、普通に人が通るんですよ。
あー、すぐそこを人がぁ。。。ウトウト。まいっか女の子だし・・・。ウトウト。 あ、いまオッサンとおったな。ウトウト。
えー!って、気にしてどうするんだ・・・。ウトウト。ぐっすり。
はーい、裏返しー(起きる)
みたいな流れで、あっという間でした。肩口とか丁寧で、すごく気持ちよかったなぁ。
そして、シロダーラ。体にタオルをかけた後、女性一人、男性一人が追加投入されました。三人がかり!
おでこのうえに、ぬらぬらと流れ落とされる
【A】「熱い」と「あったかい」の間の、絶妙な温度のゴマ油
【B】「あったかい」と「ぬるい」の間の温度のゴマ油
このAとBが輪唱するわけです。
しーずかっな湖畔の森の蔭からっ・・・♪
しーずかっな湖畔の森の蔭からっ・・・♪
3番くらいまでは覚えてたけど、すぐに堕ちました。
気づいたら終わってた。そのあとは、ヘッドマッサージ。けっこう爪立ててガリガリッて感じで強度にびっくり。これでしっかり合計で2時間たってました。
そしてその後一日中、頭はべったり。そして3、4日はどっしり&しっとり(もちろんリンスのいらない日々)が続きました。
それよりも、その日とその翌日、うちこはめちゃくちゃインド人のティーン世代の女の子にモテました! シャイニーだ、ビューティフルだと、女優に会ったかのような扱いを受けました。とにかくテカってると美人らしいっす(笑)。