うちこのヨガ日記

ヨガの練習や読書、旅、生活、心のなかのこと。

デリー⇒ハリドワール⇒リシケシへの移動、リシケシ初日

デリー到着翌朝6時50分発の電車でハリドワール(Haridwar)へ向かう朝は、なんだか時差ぼけで5時くらいには目が覚めてしまい、「Ajay Guest House」の屋上でぼーっとデリーの夜明けを見守ることにしました。蚊に刺されながら。5時45分頃、ひとりの男性RAKESHさんが現われて、チャイを飲みませんか? というので、「では、お願いします」ということになって、結局RAKESHさんと出かける直前までおしゃべりをして過ごすことになりました。


屋上から見るデリーの雑踏。



チャイとRAKESHさん。チャイは20ルピー。リシケシの倍価。でも、丁寧に入れていただいて、とっても美味しかったです。もともと甘い上に、こんなに砂糖を……。いらんちゅうの。
おしゃべりしていたら6時を過ぎていました。おっといけねぇ。デリーを出発する前に、カマル先生に「一応、電話ちょうだい」と言われていたのでした。「RAKESHさん、電話のかけかた教えてー!」と、あとは話すだけのところまでやってもらって、やっぱりまだ爆睡中だった先生に、「今から出ます。2時ごろ着きます」と伝えて、デリー駅まで急ぎます。すぐそこなんだけどね。
距離的にはすぐそこだったんだけど、なんか牛をよけたりするスキルがまだ上達していなかったので、けっこうまごついてしまい、駅に着いたのが6時33分。



朝のデリー駅。しかもホームは一番遠い。駅でかい。オロオロ・・・。


で、思いっきり一等上級の同じ番号の座席に座って待っていたら、本来その席の人がやってきて、「いっこ後ろだよ」と教えてもらって自席へ。電車の中は、あまり写真とか取れる雰囲気ではありませんでした。電車の中ではお水、朝食(パンとジャムとオムレツ)、チャイが配られました。電車は15分遅れで11時40分にハリドワール駅へ到着。



こんな駅です。



名古屋のナナちゃん人形的な目印? 女神様でしょうね。



ここからまた移動なので、トイレに寄っておきます。きれいでした。代金は5ルピー。
で、このあと先生に「タクシーで来たほうがいい」と言われつつも、ぼーっとしているとオートリキシャーの運転手たちが寄ってくる。「300ルピーで行く」という人が何人かいるなか、「20ルピーで!」とかいうわけの分からない人も。相場は200〜300ときいている。乗っちゃおっかなーと思っていたのだけど、婦人警官の人が寄ってきて「とにかくあなたは、バスかタクシーに乗って。バスはあっち。タクシースタンドはこっち」と指示される。
バス乗り場に行ってみたものの・・・


降りる人を待たずに乗り込む気満々の人々。ちょっとこういうのは、うちこちゃん無理ね。


というわけで、行きはタクシーで行くことにしました。610ルピーです。(1330円)どのスタンドでもFIX価格です。ちなみに帰りはリキシャーに乗りました。これまた交渉満載の珍道中。お楽しみに。



乗る前に払って、レシートをくれます。







こんな感じで、1時間15分。揺れる揺れる! 砂埃舞う舞う!



リシケシ到着〜



おうちに入りたいの?




環七のラーメン屋と同じ比率でヨガ屋だらけだよ。



ここを過ぎると、橋みたい。



あ、すいません。勝手に撮って。



地図どおりにめざしたら、あっさり道場へ到着。
トントン、トントン。あかない。中ドアが閉まってる。
もうすぐ2時なんだけどなぁ。
しばらく待ってみたのですが、とにかく暑いので、近くにあった電話の使えるトラベルオフィスから先生に電話をかけてみました。お電話6ルピー(13円)


 うちこ:うちこです。着きました。
 先生:着いたの? いまどこにいるの?
 うちこ:道場の前です。
 先生:え? 場所わかったの? タクシースタンドじゃないの? そこにいて。5分で行くから。


ということになって、先生は5分後にバイクで現われて、「乗って。ランチは食べたの? おなかはすいてる?」と、なんだかとってもシンプルに質問を投げてきます。いつもこんな感じでした。
「タクシーの揺れでよくわかんない!」という状態だったので、「軽くなら食べられる」と答えたら、その質問はそれはそれで放置され(笑)「ジュース飲む?」「あ、はい」。で、ジュース屋でジュースを頼んで、「奥入って」「はい」「飲んで」「はい」「飲んだ?」「ええ、いま。(ガブガブガブ……)」。
先生はその後バナナを買って「持って」と渡して、「これからゲストハウスを何件か見に行くよ。気に入らなかったら言って。次へ行くから」ということに。でも、一件目がいきなりいい感じだったので、「ここにします」と。

そしたら、「ここは(向かい)、僕の部屋。隣には僕の友達が住んでるから」と。そりゃあ安心だ。
「先生、バナナ」とバナナを戻すと、「これは、あなたの。どうぞ」とプレゼントしてくれたのですが、本数がすげー多い。しかも、いっこいっこが日本のバナナよりも甘ぁ〜く、環境的に腐りやすいですよ先生!(笑)
けっこうこれも修業的に、3日間くらいでいただきました。こんなにあわててバナナを消費したのは初めてです。
とにかく、「よく食べましょう」というのが先生の教えです。(レッスンの後にもいつもおっしゃいます)このあと大きなカレーが出てきて、さっきの「軽くなら食べられる」という返答がスルーされたのか、もしくはこれが「軽い」の基準なのか。どうも、後者のようなんだなぁ。というのは翌日わかったのでした。


「いただきます!」と手を合わせると、この習慣を知っているようで、先生も「いただきます」と。豆カレーランチとキュウリのサラダをごちそうになり、すぐに「これに記入をして」とノートパソコンを渡されました。紙ではなく、デジタル直書きのステイ申込書。レッスンもそうでしたが、おそろしく手際がいい先生なので、別にタイピングは苦手ではないのですが(笑)ちょっと緊張しました。


その後、いまは毎日朝と夕方にレッスンがあって、夕方はこのあと5時からだよ。とおっしゃる。「じゃ、そこから参加します」というと「え? もう?」というリアクションをされましたが、「じゃあ、40分前にノックするよ」ということになって、先生に道場への道を教えてもらいながら向かいました。道中、「ここは、アシュラムだよ」とか「公衆トイレはここ」とか、軽く道場の近所を案内してくれました。

  初レッスンから、めちゃくちゃ楽しかった!

で、このあとどうするのかなぁと思っていたら、「これからレストランを案内するからね、ご飯を食べて、1時間後くらいに戻ってきて」と、その後もよく行くことになるTIPTOPというレストランへ(規模的には、カフェ)。


どうにも食欲がなかったので、オリーブ&トマトのサンドイッチ(45ルピー/98円)とパイナップル・ラッシー(35ルピー/76円)で終了。

自分の稽古とか、お金を締めたりとかしていたのでしょうか、道場へ戻るとドア・クローズの儀式のちょっと前でした。ドア・クローズのとき、何かを燃やして、ドアの前で時計回りに回していました。リシケシの初日は、なんだかジェットコースターのような一日でした。