うちこのヨガ日記

ヨガの練習や読書、旅、生活、心のなかのこと。

井本整体 整体体操ワークショップに参加してきました

井本整体
今日は自分の稽古の後に、千駄ヶ谷にある井本整体東京本部へ、整体体操の体験に行ってきました。
先日ここで「内臓を強くする整体法」という本の感想を書きましたが、実際に体験してみると、ヨガのアーサナの内観よりも、より解剖学的に自分の体内の動きにめちゃくちゃ集中しながら行なうものでした。本だけではわからなかった呼吸の使い方の程度など、細かく質問に答えていただけて、とっても勉強になりました。
東京本部の指導員の先生がたが、1時間、ひとつの体操を細かく指導してくれました。冒頭に、今年の気温湿度の状況から来る不調のメジャーなパターンのお話があり、その流れから「今年はとても湿度の高い夏で、皮膚呼吸もしずらく、胸を閉じて肩甲骨が上がり気味になることによる不調を訴える人が多い傾向でした」ということから、今日のお題は肩甲骨と肋間にアプローチするものを選びました、と。まるで旬の食材でメインデイッシュをその日に決める料理店のよう。
帰ってからまた本を開いて復習したのですが、今日行なったのは「内臓を強くする整体法」に「肺を強くする 上下体操」として紹介されていたものをベースに、「腎臓を強くする 胸椎5番の体操」の要素が少し入ったもの。片腕ずつ途中までやって、途中から組み合わさっていく流れ。なるほど、アプローチは無限だなぁと。


学んだことメモ
 ●呼吸はやはり重要で、もう吸えなくなるくらいまで。肋骨の開きと連動する
 ●「ひっかかり」を探すときの集中度はかなり微細
 ●「ひっかかり」からの迂回路から、本格的な肩甲骨へのアプローチに入っていきます
 ●固定させるべきタイミングで三呼吸し、体に覚えさせる。という時間の使い方
 ●指導員の方が使うボキャブラリ感が「なるほど」という感じで、「肋骨が落ちてる」とか、ひっかかりからの迂回がすこしずれたとき「あ、いま抜けちゃいましたね」とかおっしゃるのが独特なのですが、実際触りながら指導してもらうとわかる感覚


呼吸と動きを連動させながらとても丁寧に正しい位置へもって行き、そこで呼吸によって定着させ、そこで定着させた要素の基点だけは損なわず、脱力して元に戻る。という流れが、井本式シークエンス。というのがヨギ的な理解。
うちこは、その日の左右の違いなどを観察する生活を送っているほうだと思うのですが、今日その体操の1回目で「あまり違いが無いですが、どちらかというと右の肋骨が落ちてますね(=右の肋間のほうが狭い)」といわれて、4回くらいのシークエンスでもう違いがなくなっていました。教わりながら、「もしかして、半月のポーズで右へ行くよりも左へ行くほうが少し浅いのは、肋骨の動きの影響もあるのかな」と思い始めていました。それまでは、腰椎4番が原因と思っていたのですが、きっとそのブレンドなのでしょう。
ゆっくりと行なうハタヨガのアーサナは、骨や丹田に連動する「気づき」が起きやすいのが良いところだと思います。なんとなくやるのは、もったいないことです。


ちなみに今日は少し早くついてしまい、少し歩いてみたら、神社発見! 鳩森八幡神社



能楽堂がありました。
お参りしてきました。

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