うちこのヨガ日記

ヨガの練習や読書、旅、生活、心のなかのこと。

お金は銀行に預けるな 金融リテラシーの基本と実践 勝間和代 著

お友達のユキちゃんちの本棚から借りてきました。これは、ここ最近のいろいろなことが起こる前に読みました。
うちこは、もっとちゃんと勉強して管理せにゃぁいかんなぁ、と思いつつも、銀行に思いっきり預けています。
いちおう外貨にも散らしてはいます。アップダウンはあまり気にせず、かなり気長なテンションで預けていて、初めて日本円→米ドル→日本円のいってこいで少し得をしたのをきっかけに他の外貨へも散らして続けていますが、その後は円高になろうが気にしないことにしました。得をしてもあまり何も感じなかったのと、お金の損得についてはあまり深く考えない性分なので。利息の不思議を観察しています。

基本的に節約家ではぜんぜんないのですが、物欲が周りのOL女子に比べると極端に少ないように思います。そして、図書館を利用しまくったり、いちばんそこに割く時間を大切にしていることがお金のかからないことばかりなのと、外食が好きではないこともあり、貯まったお金は基本的に「ケチらない旅行費」になります。あとは、お寺や神社のお賽銭に(笑)。
財布に2万円の現金があると、早くSuicaに入れなくちゃ…などと落ち着かないレベルで、「ぜいたくをしたい」という気持ちがあまりないのですが、なにかしらお金は入ってくるので、それをどうゆうモチベーションでとらえていいやら、と思うことがあります。そんなときは、マドンナ師匠
「お金持ちになればなるほど、もっと人助けができるわ。」
という言葉を思い出すようにしています。

そんな無頓着なうちこでも、お金というのは管理のしかたを変えるだけで、「世の中への関心の持ち方が違ってくる」というメリットを感じています。この本は、初心者のうちこにはよい参考書。一箇所だけ、メモしておこうと思ったところを紹介します。

<174ページ 「インデックス型の投資信託の積み立て投資を始める」より>
最も危険なパターンは、30万〜50万円分くらいの予算を使って、自分で株を選んで投資をしたり、デイ・トレードをしたりするケースです。これは、プロの鉄火場に素人がお札を持ってノコノコと訪れるようなものですから、高い確率でその資金を失うことになるでしょう。
(中略)
初心者にお勧めなのは、次の二つのキーワードが入った投資信託です。
 キーワード1:「ノーロード」
 キーワード2:「インデックス投資

ノーロードというのは、買うときに手数料がかからないという意味です。
(中略)ノーロードであれば必ずしも最初の手数料と年間の信託報酬のトータルコストが安いというわけではありませんが、手数料が最初に多額にかかるファンドは往々にして、維持手数料(信託報酬)も高いので、よほど高い運用利回りが見込めない限り割高になってしまうのです。
インデックス投信というのは、一定の指数、例えば日経平均とか、TOPIXを基準にして投資を行ない、専用のアナリストやファンド・マネージャーを置かない投資信託を指します。(略)
とはいえ、ノーロードのインデックス投信だけでも、各オンライン証券が10〜20種類くらいそろえていますので、ここでも迷ってしまうと思います。私がお勧めするのは、次のインデックス・ファンドに4分の1ずつ投資することです。

 1:TOPIXまたは日経平均など、日本株式のインデックス・ファンド
 2:日本債券のインデックス・ファンド
 3:海外株式へのインデックス・ファンド
 4:海外債券へのインデックス・ファンド

(中略)
このときに特に注意が必要なのは、2の投資信託を扱っている証券会社は数が限られていることです(2007年10月現在、オンラインで申し込みが可能なのはフィデリティ証券など)。また、1の日本株式へのインデックス・ファンドはとても種類が多いため、信託報酬の手数料と、トラッキング・エラーといわれる、インデックスにどれだけ忠実に従ったかというエラー率が少ない投信を選びます。
3や4の海外株式・債券へのインデックス・ファンドの種類はそれほどありませんが、多くの証券会社では一つは取り扱っていることが多いようです。
また、すべての投資信託は、目論見書といわれる商品の説明がついていますので、投資の前には必ず目を通してください。ただ、今の段階では、読んでもよくわからないことがいろいろ書いてあると思いますので、とりあえず「慣れる」ことに専念するのが大事だと思います。

さらに、投信は1万円単位でしか積み立てられないため、4の倍数でない場合にどこの積み立てを厚くするかということに迷うと思いますが、その場合には海外のいずれか、日本のいずれか、という順で額を増やしていってください。

基本的な考え方というか、ボックス馬券の買い方を教わったときのような感じです。

好き嫌い、得意不得意に関係なく、「学ばねばなぁ」と思っていることのひとつなので、その気持ちは忘れないようにしようと思います。もうひとつは、「インド式計算脳」。これは、来年の抱負として繰り越すことになりそうです。

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