うちこのヨガ日記

ヨガの練習や読書、旅、生活、心のなかのこと。

額を床につけるポーズ(プラサーリタ・パードッターナ・アーサナ)

額を床につけるポーズ
道場でいつも行うポーズです。「額を床につけるポーズ」「おでこを床につけるポーズ」と言っていますが、ヨーガバイブルで最も似たポーズでは「立位の開脚の前屈(プラサーリタ・パードッターナ・アーサナ)」という名称のものです。解説には、"社会のなかでのびのびと自分を出せるようになります"と書いてあります。
「そういえば、そうかも」なんて書くと、「お前は天然だ」とか「もともとラテン系だろ」とか言われそうですが、そうは言ってもあたくし雪国生まれの雪国育ち。極寒の地でしっとりと生きてきたうちこが、40歳すぎのボスに「社長に怒られて私にボヤかれても・・・。それあなたの仕事だからっ!」と逆ボヤキ(半ギレ)できるのも、このポーズの成果かもしれません。


さて。真面目にこのポーズの段階で今まで感じてきた重要と思う点を書いてみますと、
 ・頭を下げていく段階から、膝の裏を伸ばすことを意識しまくる
 ・上記の意識によって背中もよく伸び、額が脚の間に入る距離まで近づける近道になる
 ・息を吐きながら、さらにおへそを奥にしまいこむようにしながら、骨盤にあばらの下のくぼみをはめ込むようにする
 ・呼吸を深く続けながら吐く息で背中を広く開き、腕を長い距離で使えるように意識する
 ・かかとが床にフィットした状態で足の裏をフラットにしながら、脚の裏側が最大限に伸びるようにする
 ・目の奥、首の後ろの力を抜き、耳と肩を離す意識で首い距離で使えるように意識する
 ・いつも椅子に座っているときに床についているお尻の「面」をくるりと天井に向けるようなイメージで足の裏側を伸ばす
 ・元の姿勢に戻るとき、上記の流れを完全に逆のストーリーで戻ってくる


ポイントのひとつひとつが長い文章になりましたが、イメージ的にすごくストーリー性のある、すべての流れがうまくいったときにさくっとハマるようなポーズです。以前、非常に疲れているときに、一瞬意識がストーリーから外れてしまって転倒しそうになったことがあります。それも、けっこう最近の話。そのくらい、集中し続けることが大切。

これも、お仕事の流れと非常に関連が深い気がして、「目的に対するストーリーからはずれないように集中し続ける」という目に見えないスキルを磨いてくれるポーズだと思います。そして、ここまで普段意識しない「股関節の裏側」が伸びると、たしかに気持ちまでのびのびとするような、心によいポーズであることも確かです。