うちこのヨガ日記

ヨガの練習や読書、旅、生活、心のなかのこと。

ビートルズ全曲制覇 完結編

週末に帰省をしていたのですが、その間に読み終えた本がたまっているので、少し本の紹介が続きますが、ちゃんと今日はビートルズのインドヨガ時代に触れつつ感想を書きます。(強引?)
ビートルズとヨガについては過去の日記で何度か書いたことがありますが(参考:2006年5月5日の日記)、この本にもその時代の曲の解説で少し触れられています。
著者がジョンびいきなので(というかだいたいどの本もそうなるのですが)、特にシンガーとしてのジョンの素晴らしさにフォーカスした記述が多いです。だいたい有名な曲を知っている人なら、気軽に読める本。私もその程度です。
私が好きな曲はポールのもののほうが多いです。圧倒的に。人の気持ちのやさしい部分の波動に触れてくるメロディづくりは、圧倒的にポールの作品のほうが優れている気がします。特に「I Will」と「Black Bird」が好きなんですが、いつか、ビートルズの曲でヨガしたいものです。

さて、インド時代のビートルズの話。この本は曲ごとに1ページが構成されているのですが、そのエピソードに触れているのは「I'm So Tired」。ジョンの曲ですが、これはいつも引き込まれてしまう不思議な曲。メロディは決してオシャレではない気がするんですが。インドで「退屈で退屈で、退屈すぎて疲れるくらい退屈だった」という時の曲。
そして同時期(1ヶ月と違わない)に書かれたポールの曲が「I Will」なんですけれども、ポールはさっさと1ヶ月で「インドは合わん」と退散していたので、これらの曲が書かれた背景の違いが面白いです。

さらには、この頃ジョージが書いた曲が「While My Guitar Gently Weeps」(うちこ的にかなりの名曲)というのが面白くて、インドに残った二人がその頃に生み出した曲の「ねっとり病みつき感」がなんともいえないんです。なんだか、メンバーの根が明るいか暗いかを二分するような状況に見えて。それでも頑張ってインドに居たジョンとジョージ、さっさと帰ったポールとリンゴ。
インドがビートルズに与えたものは、決して「時間」だけではなかったはずです。