うちこのヨガ日記

ヨガの練習や読書、旅、生活、心のなかのこと。

肉単

「骨単」に続いて、今度は「肉単」。
筋肉の部位などについては、他にも手持ちの書籍があったのですが、この本は「横隔膜」も筋として解説されているので非常に役立ちました。今回は、常日頃いろいろな人の体を見ていて気になっていたことの答えもみつかり、良かったです。今日はそのうち二つのことについて書きますが、最初の項目は男性必見です。


1)足の裏の内外バランスについて
右上の写真のとおり、足の裏の反りかたについて。ヨガにガス抜きのポーズというのがあって、伸ばしているほうの足をフレックスという状態(つま先を天井に向け、かかとを押し出す)にするのですが、この状態を見ていると、男性のほぼ全員といっていいほどの割合で、内側にまいている、いわゆる『内反(内がえし・内果)』になっています。
わたしがよく「土踏まずも押し出して」と言うのは、ズバリこれを直していただきたいからなんですけれども、なんかムズムズしたような妙な動きになってしまう人が多いです。
女性は、まっすぐな人が3割、内反が5割、外販が2割くらいでしょうか(当道場比)。内反の人も、男性ほど極端ではないんです。逆に、外反で拇指球のあたりだけを押し出して、親指が妙に反っている状態の人が目立つようになります。
これ、やっぱり靴じゃないかと。靴の減る側をチェックしてみると良いかもしれません。だいたいが、外反母趾って女性に多いですもんね。ヒールを履く生活だと、当然「拇指球」に乗る体重が多くなるでしょうから、週の半分くらいをヒールで、残りはベタ靴がいいという話もうなづけます。
男性のように、ヒールを履かない生活で、しかもちょっとO脚だったりしたら、当然「内反」を助長してしまうでしょう。今回のコレは、日々の疑問解消に役立つ発見でした。



2)横隔膜の位置について
▼以下がその図

ちょっと見えにくいかもしれないですが、今まで体感で「もう少し下」じゃないかと思っていたんですね。思っていたより上だった。
わかりやすく言うと、息を吐ききったときにあばら骨の割れ目中心の位置まで上がるのです。呼吸をするときになるべく意識をするようにしていたのですが、今回のこの図でより明確に意識できるようになりました。
ちなみに他の箇所にあったコラムに「赤筋と白筋、遅筋と速筋」というのがあったのですが、そのなかに「常に呼吸のためにゆっくりとした動作をする横隔膜は『赤色筋繊維』の比率が高い」だそうです。
横隔膜を「赤身のお肉」として認識したことはなかったですけども(分厚いオブラートみたいなイメージでした)、そういえば「ハラミ」って横隔膜。呼吸をするとき「ハラミを下げて、上げて・・・」って意識すると、ちょっと楽しくなりそうです。