仕事仲間に借りました。夏らしく。
著者がいわゆる「見えちゃう」人で、編集者の人との対談形式で不思議体験を語っている本です。これを読んで、「幽霊にもいろんな性格のかたがいらっしゃるのね・・・」と思いました。
興味深かったのは、地方の取材で訪れた場所でお茶を出してくれた女性が尋常ではないくらいの美人で、その人の運命の話にびっくり。美人なのでそれはそれは言い寄ってくる男性が多く、恋愛には事欠かなくても、その相手がことごとく死んでしまうそうです。
その地方のとあるお稲荷さんの嫁になる運命だとかで、修行の身であるらしい。信じるとか信じないとかはさておき、美人過ぎて・・・ていう運命はすごいなぁ。と。こんな不思議なお話がいっぱいです。
読んでいて、「霊感が強いってのも、大変なのね」と思いました。
基本的に、怖いところや肝だめしやお化け屋敷は「ものすごく苦手」です。なのに、友達に「霊感ありそう」とか「見えてそう」と言われることがあります。そんなこたぁありません。
予告が的中しちゃったりすることが多いからだと思うのですが、その予告は「背景と状況の組み合わせで、流れ的にこうなるんじゃないかしら」といったことで、霊感でもなんでもありません。たぶん、読解力といったほうが近いものだと思います。競馬の予想とあまり変わらない。
ただ、ヨガを行うときの自分への向き合い方には、「予測」ではない感覚を使っているように思うこともあります。自分に向き合う行為自体が、五感から入ってくるものが「ほかの人には見えないもの(呼吸とか心拍とかバランスとか)」であるってだけの話なんですが。五感以外のところで感じていることが第六感らしいですけれども、「読解力」という言葉の意味を超える要素のものは持ち合わせていないように思います。
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