うちこのヨガ日記

ヨガの練習や読書、旅、生活、心のなかのこと。

初日。パリの街歩き。アメリに遭遇?!

はじめての街歩き。この日の行動。
朝早くに目が覚めてしまったので、道を覚えていられる範囲で2時間ほどお散歩。はじめて一人でカフェに入って、読書→お昼にホテルでお友達のユミコちゃんと再会→モンマルトルをお散歩(アメリのカフェ、サクレ・クール寺院、テルトル広場、小さなギャラリー)→ランチ→マルシェを横目にモンマルトル通りを下って、9区から3区までお散歩(魅惑のパティスリー、パッサージュめぐり、ちびっ子相撲に遭遇)若者の街とカルチャーセンターをお散歩→リチャードのアパートでお茶休憩→ポンピドゥーセンター(この日は外だけ)→シテ島、ノートル・ダム寺院(この日は外だけ)→ポン・ヌフ→露店でチョコクレープ→ユミコちゃんのアパートでディナー→ホテル

ここからは、写真とともにお送りします。

朝早く目が覚めてしまったので、あまり込み入った道は行かないようにしながらお散歩。


▲楽しげな市場にたどり着く。どれも新鮮で美味しそう。チキンの丸焼きのいいにおいも漂ってくる・・・

少し帰り道に自信がなくなってきたので、頭をリフレッシュさせるべくカフェに入ってみる。ちょっと読書休憩。パリに来ているのに、このとき読んでいたのは「不可触民」。重い。

カプチーノ1杯3.6ユーロ(576円) ラジオのヒットチャートにあわせて陽気に歌いまくる店員さんに、今どこにいるのか教えてもらう。日本びいきのようで、「コンニチワ」「サヨナラー」などといろいろ話しかけてくれて少しほっとした。この後も、旅の間何度か同じように、「これって日本語でなんて言うの?」と店員さんに話しかけられたりした。

ホテルへ戻り、迎えに来てくれたユミコちゃん&リチャードに会う。とても素敵な二人。リチャードでかい!191センチもある。初日は二人に会えるだけでいいと思っていたので、完全に身を任せてお散歩へ出動!
ホテルのあるBlancheからぐいぐい坂をのぼり、ほんの数分でいきなり観光名所「アメリのカフェ」へ。外で見るだけでいいと思っていたら、カフェの中にリチャードのお友達が居て、いきなり中へ。お茶もせずに雰囲気だけ味わってしまいました。

▲キョロキョロしていたら、赤いワンピースの・・・。アメリであります! が、男装のアメリ。すね毛ボーボーであります。なにかの撮影をしていたみたい。

つたない英語ながら会話も弾み、おしゃべりをしていたら有名な「テルトル広場」に到着。肖像画を描く人々が集まっている、すごくパリらしい観光名所。「描いてもらう?」と言われたけれど、やめておく。上を見上げるとアジアの香り漂うイスラミックな寺院が見える。これが、サクレ・クール寺院

▲リチャードがあまりに楽しげにカメラを構えるので、暴れてみる。

その後、寺院の中を観て(静粛な雰囲気が素敵!)階段を下ると、そこはまたアメリにでてくるメリーゴーランドのある広場。なぜかハープで「ゴッド・ファーザー」を演奏しているおじさんが居て、「イタリアかよ!」と三人で楽しくツッコミながら歩く。広場を下ったところで、トイレ休憩がてら小さなギャラリーに入る。

▲かわいいオブジェがあったので写真を撮っていたら、リチャードにカメラを奪われ、またなんかしてほしいらしい。「椅子のポーズ」でもしようかと思うが、横から撮らないと意味不明なので、しゃがんでみる。


▲「お腹すいたー!」の合唱で初めての外食。ターキーとタリアッテレのランチプレートとロゼワインをいただく。パンがついて、16ユーロ(2560円)パリの外食は高いのです。


▲ユミコちゃんが歩きながら、「ここ、ここヤバイ!」と指差すパティスリー。ほんとにヤバい。入ったら火がつきそうなので、見てるだけ。


▲モンマルトルのある18区から3区へ下るまでの途中、9区のパッサージュ(アーケード)近くでちびっ子が相撲をしている!日本人が楽しげに見ているのが中のみんなにもおかしいらしく、窓越しに笑顔を交わす。放課後スクールのようなところみたい。先生たち、オシャレすぎます。

〜ここでのリチャードとの会話が、今回のパリ旅行のテーマの輪郭を作っていくことになるのですが、パッシャージュの中にあった映画のお店に俳優フィリップ・ノワレの映画のポスターがあり、「彼は最近亡くなってしまったのだよね」とリチャード。この俳優さん、大好きなのです。「ニュー・シネマ・パラダイス」のアルフレードです。「パトリス・ルコントの大喝采」での彼の演技も素敵。文化だけでなく映画や音楽にも詳しいリチャードのおかげで、私なりに10代後半から20代までに楽しんだ映画や音楽をめぐる旅が組み立てられていくことになります。〜

リチャードはユミコちゃんから「ヨガが大好きなお友達が来る」と聞いて、彼なりにアイデアを持っていたよう。「僕の家の近くによさげなヨガスタジオを見つけたよ!」といっていきなりとあるヨガスタジオへ。


▲どんどん入っていっちゃう二人・・・受付に行き、感じのよいスタッフのお姉さんにいきなりフランス語で体験レッスンの交渉を始める二人。「この子はフランス語がわからないんだけど」「初心者クラスではありませんが、英語のクラスがありますのでそれに振り替えていいですよ。無料です」「じゃ、そうしますー。そうしなよ、ね、ね」みたいな展開で、英語クラスのある月曜に来ます、と言って出てくる。ものすごく感じのいい学校で、ハーブティをすすめられて、おいしくいただく。この、勝手気ままさとフランクさのキャッチボールがパリの魅力であることを、後に日々感じていくことになります。(実際体験に行きました。体験記はこちら

その後、近くにあるリチャードのアパートでお茶休憩。白に赤のアクセントがきいたとっても素敵なお部屋。

▲「かわいくて使いたかったカップが使えるっ!」と女子っぽくキャピついていたユミコちゃんお気に入りのカップでいただくオーガニックのグリーンティ。

▲くつろぐユミコちゃん

▲散らかっててもなんかかわいいキッチン。

▲ベッドルームでBGMを選ぶリチャード。選曲がすごくいいと思ったら、兄弟がDJをしていて彼の選曲テープで曲はわからないとのこと。イエイエなフランス歌謡も。

▲窓からの風景

▲階段が面白かったのでふざけてみる。

▲その後前を通ったポンピドゥー・センター。後ろの幕にあわせて、「ロケットのポーズ」(創作)

▲その後、てくてく歩いてシテ島へ。ノートル・ダム寺院と満月。

▲戻りの道で通ったポン・ヌフ(橋)から見る屋形船。「ポンヌフの恋人」という映画が大好きで念願の場所だったのだけど、車どおりが多くて映画の雰囲気とは程遠い。実際の撮影では南仏に橋を実現したらしい。それもすごい話。このあと美味しいクレープを食べたのだけど、食べるのに夢中で写真はなし。店員さんがしきりにユミコちゃんをフランス語で口説いていましたが、そのときは意味も分からずチョコのにおいにひとり悶絶していました。


▲スーパー「Campion」で材料とワインを買って、はじめてのおうちごはん。美味しいサラダとパスタを作ってくれました。

最後は、ホテルまで送ってもらいつつ、お土産に持っていったキャロライン・メイスの書籍を渡し、この日は終了。パリの街の右側を上から下まで堪能。初日にこうしてたくさん歩いたおかげで、地図で見るよりもずっと小さい街のスケールも分かってよかった。でもまだこれは旅のほんの始まり。この翌日からヨガ通いも始まるのです。