うちこのヨガ日記

ヨガの練習や読書、旅、生活、心のなかのこと。

7つのチャクラ―魂を生きる階段 本当の自分にたどり着くために キャロライン・メイス 著

今読んでいる本が最終章に進んだので、フレッシュなうちに感想を残します。ヨガをきっかけにホリスティック医療に興味を持った流れで読んでいる、キャロライン・メイス氏著の「7つのチャクラ―魂を生きる階段 本当の自分にたどり着くために」という本です。
この本の「チャクラ」はヨガで言うエネルギーの集まる場所を表す部位のことではありません。著者の概念での「チャクラ」です。
元新聞記者でバリバリのキャリアウーマンだった著者が、独自のリーディング能力に気づき、多くの悩める人々との対話を通して各人が本質的に望んでいることを確認していく作業の実例とともに、体の部位とチャクラの性質を7つに分けて解説がされています。解説といっても表がひとつあるだけで、ほかのほとんどは各チャクラの特性に基づくリーディングの実例と、各章の最後に各チャクラに対する現状を確認できるチェックリストがついています。


この本を手にしたきっかけは、まだ短いけれどこれまでの生活で通過してきた局面において、「望む望まないに関係なく、なんだかそうなるようにされている」感覚がいつもあり、タイトルと解説にひかれてわりとなんとなく読み始めました。自己啓発系の本はどちらかというと敬遠するうちこなのですが、この本は自己啓発ではなく、自己確認という感じで読み進めることができました。うちこはバリバリのキャリアウーマンではないものの、ワーカホリックな時期もあったので、導入部で著者に共感も覚えました。
望む望まないに関わらず起こる良いこと、悪いことを通して自分が本来望んでいることに向き合うということに少し敏感になりました。


もっともグサリときた記述は、あるチャクラの段階の説明で「自分がこれだけ傷ついていますという事実を利用し、それを人に話すことによって "まだこのままでいいよね。これでも十分苦労しているでしょう?" 的な状況に酔い、変化を通して新たな局面を迎えることを先送りにする」という人間の精神段階の記述でした。

自分の嫌なところを見つめる機会って、とても貴重だと思います。ヨガをしていると、その人のヨガへの取り組み方やポーズの形を通してその人の志の高低が見えることがあります。仕事でもそうです。その人が何に振り回されているのか、でその弱さが見えます。自分も同じように、ヨガのポーズや仕事でつくるもの、選択する話題で人に自分を見せているんだな、と自覚しなければいけないと思いました。

7つのチャクラ (サンマーク文庫)
キャロライン・メイス
サンマーク出版
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