うちこのヨガ日記

ヨガの練習や読書、旅、生活、心のなかのこと。

しばられた蓮華座(バッダ・パドマ・アーサナ)

しばられた蓮華座(バッダ・パドマ・ア
自分で自分を縛ります。
これは、できるときとできないときがあるのですが、今日はできました。足首が硬いときや、肩周りがうまく稼動しないときは、どうにもこうにも両方はつかめません。

このポーズは、まじめに解説しても「やろうとも思わねー」という人が多そうなので、横から見た首をポイントにお話したいと思います。要は、もう詰めるところがないくらいタイトにしめた状態の第一段階では、自然に首の前側と後ろ側の長さが一緒になる、ということ。
→(第二ステージ)さらにこの状態であごをあげると、もっと背中が寄ってきます。
→(第三ステージ)頭を下げて胸を下ろすのは、さらにその次のステップになります。背中が開く分、手で足を持ち続けることが困難になります。
わたしは腕が短いほうなので、かなりの部分を股関節の柔軟性で補っています。腕の長い人や肩甲骨の可動域が広い人は、案外さっとできるのかもしれません。


鷲のポーズのときにも書きましたが、このような「絡まる系」のポーズは、ほんの少しのアレンジから学ぶことがとっても多い。それだけ、多くの関節が呼吸と連動します。
そして、口で説明してもなかなかみんなさっとできない「首の前側と後ろ側を同じ長さにする」という状況が、あっさり理解しやすい瞬間でもあります。「首をリラックスさせないと、肩甲骨を稼動させられない」という、ごくごくあたりまえのことに、この「絡み」が気づかせてくれるんですね。インド人はやっぱりすごいわ。