美術展・博物展
「新宿歴史博物館」で開催されている文学展示へ行ってきました。熊本近代文学館との共同主催だからできてしまうらしい、この企画。すばらしくおもしろかったです。 建物に入るといきなり、「あなた来週さっそく熊本まで観光にいらっしゃいよ」といわんばかり…
先月の話ですが、神奈川近代文学館というところへ「生誕130年没後50年 『銀の匙』の作家 中勘助展」を観に行ってきました。(終わった展示の話です)「銀の匙」の感想は昨日書きました。 もともとは【常設展「文学の森へ 神奈川と作家たち」第1部 夏目漱石…
今週末まで東京、そして来月から京都へ向かう「マグリット展」を観てきました。「絵に感情はありません。感情は見る人の中にあります」 「わたしの関心のあるのは、哲学ではなくイメージです」などのメッセージが添えられているのですが どうにも哲学的すぎ…
滑りこみで観てきました。インドの仏展。 インド、パキスタン、ミャンマーの仏像ばかりなので、あたりまえですが日本のものがない。 そうするといろいろな発見があって、インドで発生したものが、右(ミャンマー)、上(中国)、左(パキスタン)の方向別に…
パリに行ってもルーヴルへ行かなかったくせに、行ってきました「ルーヴル美術館展」。はじめに観る作品は石灰岩に描かれた絵なのだけど、年代に「前1295-前1069」とあり、「リグ・ヴェーダの頃か!」などと思ってはのけぞる。飛鳥時代の仏像が「最近」に感じ…
上野でやっている「みちのくの仏像」展へ行ってきました。 前回の「日本国宝展」も東京国立博物館(トーハク)でしたが、このあとにはコルカタ・インド博物館の仏さまがやってくる予定。今年はかなり早い段階で年間パスポートを消化できそうです。(去年は洋…
まえから気になっていた東洋文庫ミュージアムへ行ってきました。東洋文庫は「マヌ法典」を出版しているブランド(っていうのかな。出版は平凡社)です。行ってみたらもう大興奮の教典陳列っぷりで、メイン展示の前に満足しちゃった。 抜群に居心地のよい、楽…
たいへん絵画展らしい絵画展「夢見るフランス絵画 印象派からエコール・ド・パリへ」へ行ってきました。ふだんは仏像や地獄絵ばかり観ているわたしですが、絵画展へ行ってみたらけっこう画家を知っていてびっくり。そりゃそうか。 学生の頃は、この展示のな…
上野でやっている「日本国宝展」を観にいってきました。 平日の雨の日にも関わらず大盛況。金曜日の夜を狙ったほうがいいかも。 いつも注目してしまう音声ガイドは、三択の女王・竹下景子さんでした。 わたしは刀や器の見かたがわからないので、今回は的を絞…
皇居周辺ジョギング途中で予告をチラリと見て以来、楽しみにしていた「あの人の直筆」の展示を見てきました。 国立国会図書館の新館でやっている企画展で、なぜか無料。「あの人」のなかには、夏目漱石、芥川龍之介のほか岡倉天心も! 豪華すぎる〜。と思っ…
いつもこういうのは不思議だなぁと思うのですが、海外においてある日本の作品をわざわざ持ってきたのを観てきました(笑)。クリーブランド美術館展。 「雪が降った後だし寒いから空いてるかな〜」と思って行ったらふつうに混んでました。 東京国立博物館は…
チラシのアートワークからして期待マンマンの「大神社展」へ行ってきました。期待を裏切らないカワイイモノのオンパレード。 この展示を見て「本地垂迹説」というのを知りました。仏教の神様はインド人ばかりだけど(人じゃないか)、神道のほうが天則への意…
神戸で「横尾忠則現代美術館」へ行ってきました。道すがら横尾氏の緑のたくさんある大きな道を歩いていきました。この美術館は王子公園という、とても落ち着くエリアにあります。 テーマは「ワード・イン・アート」ということで、絵の中に文字が組み込まれた…
もう何度か来ている神戸ではありますが、美術館へ行くのは初めて。 神戸の旅のマドンナ・ミカさん(カフェオーナー)が、「どこか行きたいところがあったら、来る前に教えて。ルート考えとく」と言ってくれたので、素直に「ガンダム展に行きたい」と伝えたら…
砧公園のなかにある自然に囲まれた美術館へ、ちょっと息抜きに出かけてきました。 VOGUEに掲載されていた写真など、当時のファッションポートレートの写真展。 「モダン・エイジの光と影1923-1937」というサブタイトルのついた展示で、当時のモデル、ダンサ…
行ってきました円空展。観ているだけで「ほっこり祭り」の100体展示。 ものすごく小ぶりなものも含めての100体なので、「半分でおなかいっぱい」になることはありません。円空は仏教漫談でも欠かせない存在で「彫って彫って彫りまくり」という説明をしていた…
「会田誠展 天才でごめんなさい」を観に行ってきました。 どんだけ球種持ってんだよ! というくらい、いろいろな角度から見た世界が表現されていて、「あれも自然、これも自然」「これは不自然」「あれも不自然」「不自然なのも自然」・・・と、思考がぐるぐ…
東京にこんなところがあるなんて知りませんでした。先日、友人が「いま子どもに地獄のことを教える教育が話題らしくて。テレビでやってました」というので、スリランカで地獄絵を観に行った話をしたら、「だったら明治大学の地下に、うちこさんが興味を持ち…
横浜美術館へ松井冬子展を観に行ったら、「タゴール生誕150周年/タゴールと三溪ゆかりの日本画家たち」という展示が同時開催されていて、入り口には平櫛田中作「岡倉天心胸像」がドーンと鎮座。ううむ。何度見ても寺門ジモン似。 松井冬子展をしっかり堪能し…
美術手帖の特集で知り、観にいってきました。 「女性」という性別をこんなにも意識しながら観ることになる絵は久しぶりだった。 おどろおどろしい印象に目を奪われるのだけど、この人の描く「身体観」のアプローチは独特だ。臓器も骨も、その存在と主張を切…
空海と密教美術展のなかで、うちこにささったツボ報告です。この展示の出張元へはだいたい行っていたので初めて見るもののほうが少なかったですが、東寺では見ることのできない立体曼荼羅仏像の裏側からのお姿や、何度見てもおもしろい神護寺の「灌頂暦名」…
はじめに九州に上陸したときから「行きたいなぁ」と思っていた『聖地チベット ポタラ宮と天空の至宝』展覧会が上野にやって来ました! わーい、わーい。ということで、先週行ってきました。(来年の1月11日までやってます) 内容がかなり楽しめるものだった…
7月14日から上野で始まった、「伊勢神宮と神々の美術」展を観てきました。そんなに混んでもおらず、ゆっくり見ることが出きましたが、展示物はほかのいつもの催しに比べると少なめ。レンタル音声ガイドは美輪明宏さんです。狙いすましてますねぇ。借りません…
今日は夕方に特急で仕事を切り上げて、上野の東京国立博物館へ「阿修羅展」を観に行ってきました。 平日の夕方にもかかわらず、ものすごい盛況ぶり。と思ったら、入り口の大行列は「黒木瞳の音声ガイド」の行列なのでした。うちこはその行列の横をスススーー…
世田谷美術館でやっている特別展「平泉」へ立ち寄りました。 たくさんの展示の中でも、仏像と書写経はみっちり、そのほかはあっさり見ました。なんでもかんでも吸収できるほど、うちこはハードディスク容量が多くありません。覚えていられないし。ただ、じっ…
今日は上野の東京国立博物館へ、「スリランカ 〜輝く島の美に出会う〜」という展覧会の、おもに「坐像」を観に行ってきました。 めっちゃくちゃ面白かったです。目録にいっぱい書き込みメモが残っています。あまり一般的な楽しみ方ではないかもしれませんが…
来週で終ってしまうので、行けて良かった。 印象に残ったのは、 瀬戸内晴美さんの新聞連載小説「幻花」の挿絵。とても密教的な絵がいくつか。 「タカラヅカを観た夜に見た夢」。普通にありがちな帰り道で、男装の麗人が華麗にたたずむ様子に、「ある! 強烈…
今日はヨガのあと、銀座から上野まで地下鉄で移動して「薬師寺展」を観に行ってきました。大盛況で、あまりじっくり解説を読みながらというわけにはいかなかったのですが、期待以上の出会いもあり、今日は一日ぐったりだったけど、行ってよかったです。この…