うちこのヨガ日記

ヨガの練習や読書、旅、生活、心のなかのこと。

映像の紹介

万引き家族(映画)

インド旅行の行きと帰りの飛行機の中で映画「万引き家族」を観た。行きと帰りで土台の感覚が変わった状態で観ると、心が痛むポイントが違う。行きで観たときは、嗚咽の筋肉痛が首から上にものすごくあって、頭が痛くなった。理不尽さや不条理へのやり場のな…

パッドマン 5億人の女性を救った男(PADMAN / 映画)

見そびれていた映画をインド往路の飛行機の中で見ることができました。女性の月経がインドでどんなふうに禁忌として見られているかがよくわかる、それでいて重い気分にさせないビジネス物語。生理用ナプキン(パッド)を開発する男性の物語です。構成が本当…

逃亡の物語に惹かれる気持ちの、あれとこれ「紙の月」「八日目の蝉」

先日、映画版「紙の月」を観た人と逃亡の物語に惹かれる理由についてうだうだ話しました。楽しかったなぁ。そしてあの映画の中での大島優子のハマり役っぷり!うますぎる! MVP!という部分でも大いに盛り上がりました。ああいうOLちゃん、いるーーー!!! と…

ひとりでFワードを連発する女性たちが愛おしかった2018年

今年読んだ本、観た映画でとても印象に残っている作品が二つあります。その二作品の共通点は、心の中でFワードを連発する女性が登場すること。最初にその様子を見たとき、若き日の自分を思い出しました。絶対に押さえ込まなければいけないあの激質。絶対に…

モンキーマインドを日本語で言うなら「手当たりしだい」

先日、美容室にあったHuluで「モンキー・マジック 孫悟空誕生」という映画を半分くらい観たのですが、孫悟空が桃を食べるシーンで「そうそう、これこれ」と思う挙動がありました。わたしが子どもの頃にテレビで観ていた西遊記では、猪八戒も同じような食べ方…

アイ、トーニャ 史上最大のスキャンダル(映画)

あの頃のスケートは、演歌っぽくなくて楽しそう。トリプルアクセルを飛んで見せるぞ!というパワフルなトーニャの演技は、圧倒的に魅力的。 フィギュア・スケートはいつから「みなさんの応援が力になりました」と言わなければインタビューが終わらないかのよ…

カンフー・ヨガ(映画)

いつのまに上映されていたのだという映画が再び池袋の文芸座で1日だけ上映されるとの情報を見つけ、夜の9時近くのプログラムを目がけていそいそと出かけてきました。「バーフ・バリ」の上陸とまるかぶりで、上映開始の頃は完全に存在を見落としていました。…

「ひとりでも楽しいことになってますね」といわれた

お花見をきっかけに、しばらく会えていなかった友人と会ってぺちゃくちゃ話したある日のこと。 わたしよりヤングなその友人は何事にも興味を示し、お笑いライブへ一緒に行ってくれたりする。わたしの貼っている検索アンテナを「うちこグーグル」といっておも…

ジェイン・オースティンの読書会(2007年のアメリカ映画)

ジェイン・オースティンの読書会 コレクターズ・エディション [DVD]出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント発売日: 2008/09/24メディア: DVD クリック: 24回この商品を含むブログ (63件) を見る少し前にご自身でも読書会を主催したことが…

バーフバリ 伝説誕生・王の凱旋(映画)

ちょっと遅めの初詣として、観てきました。年末年始はインドにいたのですが、日本にはバーフバリが来ていて、帰ってきて追いかけた感じです。 二部作の後編がいま日本で公開されていて、前編は数年前という待たせっぷりでの後編。インドに住む友人がメッセン…

エル ELLE(映画)

わたしの友人に、塾で講師として長く働いていたために「親からぶつけられる、隠しているつもりだけどどうにも隠しきれない怒り」に対する耐性だけが異様に開発されてしまっている人がいる。 「できないのは、おまえのせいだ」と心の中で言われることに慣れて…

ゴンドラ(1986年の映画)

友人が「観にいけるならぜひ」と言うので行ってきました。30年前の映画のリバイバル上映。 もう頭蓋骨の中身ぜんぶの通路が痛い…というくらい、いろいろな記憶が自分の中からわきあがり、つらいけどやさしい夢を2時間見続けたような疲労感。 「なつかしいだ…

「ムトゥ 踊るマハラジャ」をいま観るといろいろ沁みる(映画)

この映画は1995年作で日本では1998年から上映。もう20年前なんですね。そらわしもオバハンになるわ! この映画が流行ったころはインドのことをまったく知らなかったわたしですが、今は少しインドのことを知り、先日観たらいろいろ沁みました。この映画は伏線…

何者(映画)

予告で気になっていた映画を観てきました。 他人に対する「なぜ、だまって実行できないのか」という思いを、 なぜ、だまっていられないのか。(ネットでの発言も含む) 口に出さずに揶揄するマインドをぐいぐい掘り下げている。 10代後半〜20代のお子さんが…

君の名は。(映画)

日常の中に奇跡を求めるこの感じが、なんともいまふう。 あとからジワジワくる。エモい。エモすぎるファンタジー。なのに重い。神道由来のスピリチュアルまでついてくる。(いまヤングは、エモーショナルなことをエモいといいますよ。野球とは関係なく) 小…

聖なる呼吸 ヨガのルーツに出会う旅(映画)

これはいい映画。本を何冊も読んで理解するような現代ヨガの歴史がつめこまれている上に、「なるほど」がいっぱいです。 三点倒立ができるようになりたい人にもおすすめです。アイアンガー先生が初心者(この映画の監督)に倒立の指導をする場面が、「わたし…

ソング・オブ・ラホール SONG OF LAHORE(映画)

予告編で聴いたテイク・ファイブのあまりのかっこよさに、観たい! と思って行ってきました。 こんなに時間があっという間に過ぎた映画は久しぶり。 「パキスタンは、テロリストの国じゃないんだ。音楽家もいるんだ」というセリフはどこに向けての言葉だろう…

帰ってきたヒトラー(映画)

この映画は予言っぽくなってしまって、いまはコメディ感が薄まっているかも。ポスターのコピーのとおりになっちゃってる。 イギリスが「国民投票で」EU離脱を決めたというリアルな出来事を見た後にこの映画を観ると、群集心理や投影のメカニズムはこういうこ…

神様メール(原題「The Brand New Testament」)(映画)

なんたる事態! おもろい、するどい、おしゃれ、かわいい、かっこいー! そして啓示宗教の勉強にもなってしまう、とんでもない映画でした。ベルギーやフランスでヒットしたコメディ映画だそうです。 この作品は邦題に賛否両論らしいのですが、もとのタイトル…

ルーム ROOM(映画)

あっという間に進んでいくし、普通だったらクライマックスになるようなシーンは中間で、そのあとがすごい。 この映画、ものすごい人気ですね。公開から1ヶ月経っているのに満席でした。これは観たら黙っていられない、そんな映画です。 雑巾を隅々までギュー…

永遠のヨギー 〜ヨガをめぐる奇跡の旅〜(伝記映像)

2年前にアメリカで制作されたパラマハンサ・ヨガナンダの伝記映画。原代は「AWAKE 〜THE LIFE OF YOGANAND〜」で、約90分。テレビの特集を見るような感じで気軽に見ることができます。 有名人のコメントやインタビューなどの切り張りばかりかと思いきや意外…

リリーのすべて The Danish Girl(映画)

こりゃすごい映画だわ。ストーリー抜きに、ファッション映画として観ただけでもハイセンスすぎる。服、髪型、インテリア、そしてそれを包む景色。こんなのアリかってくらい、どの瞬間を切り取っても美しい。 ストーリー自体は夫が主役で、視点は妻から。その…

チャルラータ(CHARULATA)インド映画

先日感想を書いた「ビッグ・シティ」と同時上映で観てきました。 女優さんのマドビ・ムカージーは「ビッグ・シティ」と同じ人なのだけど、かなりふっくらして見えます。この映画の設定のために肥えたのかな。デ・ニーロか! 顔は明らかに同じなのに、別人に…

THE BIG CITY(邦題「大都会」)インド映画

1963年のインド映画(ベンガル語)です。軽い気持ちで観に行ったのですが、とんでもない映画でした。 世代の変化、男女関係の変化、旧支配国・隷属国の関係の変化を完璧な球体に丸めたような作品。 インドの男社会は苦しい。儒教に似た世代のタテ社会に、同…

黒い画集 第二話 寒流(映画)

鈴木英夫監督・松本清張原作の映画です。タイトルに「第二話」とありますが、これで完結している話です。 なんだか急な感じがしますよね。なんでその映画? と。発作的にDVDを買って観ました。ラジオ「伊集院光の週末TSUTAYAに行ってこれ借りよう」を聞いて…

スター・ウォーズ フォースの覚醒(映画)

ずっとどの表示で観るか迷っていたのですが、字幕×3Dで観てきました。 これから観にいく予定の人は、今日の内容は読まないほうがよいでしょう。(観てから自分の感想を文章化するくらい明確に意識して、また読みに来てください。そのほうが楽しいはず)。 「…

こころ(映画・1955年版)監督:市川崑 脚本:猪俣勝人

結論から書きますが、これは完璧じゃないでしょうか。原作にかぎりなく忠実なうえに、それ以上と思える解釈の補足があります。 先日感想を書いた「吾輩は猫である」と同時上映で、三鷹で開催された文学イベントで観ました。当日現地で合流したTさん(わたし…

吾輩は猫である(映画・1936年版)

先日、東京三鷹の「星のホール」というところで上映会が行われたイベント「小説を、観る。」で、1936年の映画「吾輩は猫である」を観てきました。 登場する俳優さん・女優さんの名前で知っている人は清川虹子さんだけ。視界に入る人の中で、わたし5番目くら…

彼は秘密の女ともだち Une nouvelle amie(映画)

女ともだちが海外から帰国したので、「おかえり会」を兼ねて映画館へ行ってきた。 この映画で「恋しい」という表現がされているフランス語はどんなニュアンスなのだろう。 たいへんわかりやすく「さあ、性別というものに向き合ってみなさい」というテーマを…

フレンチアルプスで起きたこと(映画)

今日は映画の日。いつも聴いているラジオで紹介されていた映画を観てきました。 旅行でフレンチアルプスの雪山へ行った家族が、スキーリゾートを楽しむ中で起こる物語。 自然災害に直面したときに自分を優先して逃げた父親が責められ、追い詰められていく。 …