うちこのヨガ日記

ヨガの練習や読書、旅、生活、心のなかのこと。

日常

他人の言葉尻が気になるときは自分が弱ってる

ここ2年近くのコロナ禍といわれる期間に、よいことがありました。同世代の友人と話す機会が増え、相談相手が増えました。基本的にリアルで会うときは必ず二人の前提になったことで話しやすくなったり、テレビ電話で話すことが普通になった人もいて、「密はダ…

アイドリングのない状態での発進と、やさしい運転

今月のはじめに、2年ぶりに再会したヨガ仲間といろいろな話をしました。コロナ禍と言われていた期間に見たいくつかのコミュニケーションの引っかかりについて話し、同じように考えていたことがあってなんだかホッとしました。 そのかたは地方の大都市にお住…

宮崎と伊豆からの分身たち カレーリーフとコモンマロウ

昨年から長期で家をあけることがなくなり、いただき物の種を植えてみたり植木鉢に水やりをしたりして、今年は遠方に住む友人宅から持ち帰ってきた植物が元気に育ちました。 左がコモンマロウで、右がカレーリーフです。育て方はよくわかっていないのですが、…

書を捨てよビリヤニを食べよう

頭の中のおしゃべりや反芻思考が止まらないときに、運動はとてもいい。絵を描くことや塗り絵のような作業も、とてもいい。楽器を演奏できる人は、それもよいのだろう。フロー状態に入ると思考が止まる。 今日はそれに加えてトライしやすい方法を再認識したの…

クリエイティブな僧侶

今日は有名な僧侶の話を書きます。そのかたの法話を聞きに行った講演会は出版記念イベントを兼ねた場で、会場は日比谷公会堂でした。そのときに、驚くコミュニケーションを見ました。それはイベントの最後によくある、質疑応答の時間に起こりました。 聴き手…

自分の視点を話せると、それだけでクリエイティブな人に見える

このブログをきっかけにいろいろな人と出会ってきたなかで、何度かこんなことを言われたことがあります。 こんなふうに書くヨガの先生って、いるんだ。と思って これはわたしにとって、興味深いことです。その人の “視点” の存在を示してくれるリアクション…

ホップの力

このごろ、ものすごくよく考えることがあります。「再会」についてです。先日、25年ぶりに友人と会ったときのことをこのブログに書いたら、別の友人からの手紙にちょこっとそのことが書かれていました。わたしはいまは偶然の出会いや再会よりも、はたらきか…

失敗のこと。ゆるされたいという気持ちが大きくなるときの、あの猛スピードのこと

先々月と先月に、仕事のスケジュール管理でミスをしました。少し落ち着いてから、その取り返せなさに落ち込んだ瞬間の心を観察しました。 ミスをすると、それがただのうっかりであればあるほど、気づいた瞬間に「ゆるされたい」という気持ちが猛スピードで拡…

立つこと、歩くこと、心の装備をはずすこと

秋が日に日に深まりますね。 落ち葉を踏む音が好きなわたしには楽しい季節です。今年も去年も夏に素足で土を踏むことが少なく、いまは寒くなって毎日靴下を履いているので、素足で部屋の畳を踏む時間も少なくなってきました。 裸足で地面を踏む瞬間は、家の…

「うれしい」「たのしい」「ありがとう」と、わたしたちは何度も言った

先日の週末に、静岡市で急な同窓会のような一日を過ごしました。帰りの乗り物の中でもじわ〜んと、こういうなごり惜しさって言葉にできないものだなと、言語野の隅々を意識が走り回りました。 もともとは、土日にひとり旅をする予定で静岡へ行きました。ずっ…

ハッピーシャンティハロウィーン

ハロウィンですね。30日と31日が土日だなんて。渋谷はどうなっているのかな。 わたしは子供の頃にハロウィンがなかった世代(子供が近所のお宅へ尋ねる用事と言えば、回覧板を渡すこと!)ですが、東京に住むようになってからは、これまで渋谷駅でよく乗り換…

眞子さまが「サバイブしたバージョンの藤尾ちゃん」に見えた昨日のこと

昨日思ったことを書きます。久しぶりに、わりとリアルタイムで考えたことをアップしています。 この話は夏目漱石の『虞美人草』を読んでいないとまったくわからない内容です。 わたしは皇室のニュースをざっくりとしか追っていなかったので、会見で話されて…

本音で話すという感覚がわからない

先日、ちょっとした時間に、穏やかに満たされる数分の会話がありました。それは「本音で話せている」というようなパンチはまったくない、静かなやりとりでした。なごり惜しいけれども、それ以上同じ感じは続かないもの。 年々「本音で話せる」という感覚がわ…

愚痴と悪口

ぐちとわるぐち、ってなんだかラップみたいですが、わたしはこの頃、周囲の人たちの愚痴のうまさというか、悪口や噂話やデマにならない配慮に時代の変化を感じます。 いったん自分主語の文脈に整えて感情を抱き込んで話してくれると、警戒せずに聞くことがで…

わたしの心の脆弱性。事象を「あるがまま」に見られなくなる時のこと

先月、部屋の中にヤモリが入ってしまって、どうやって外に出したらいいのだろうと思って検索していたら、「ヤモリは家を守ると書く。縁起がいい」という情報の文字列についつい惹かれてしまいました。 その翌週は観葉植物の鉢にキノコが生えて、これはジメジ…

疲れてる? と言われる微妙な疲労はこのくらいだろうか

いつもそんなに意味のあることを書いていませんが、今日はさらに意味のないことを書きます。わたしは疲れるとかストレスとか忙しいとか緊張するとか、そういうことが自分でもよくわからないので「疲れてる?」と言われると鏡を見ます。 以前会社で、朝エレベ…

ちいさい秋

突然ですが、近ごろわたしは四十肩・五十肩を「ちいさい秋」と呼んでいます。ふと、ふわっと見つかる感じが気に入っています。 同世代の仲間があちこちで見つけている。 だぁーれかさんが、だぁーれかさんが、だぁーれかさんが見つけた♪ という風のうわさの…

カレーリーフを摘んでみたら、手のひらに南インド料理店の香りが広がってびっくりした

春に友人からもらったカレーリーフがこの夏に少しずつ大きくなって、まだ小さいのだけど一部茶色くなった葉があったので数枚摘んでみました。こんなに香りのハーブが、この世にあるんですね。はじめてのことだったので驚きました。調理中の厨房のような匂い…

日常的に目に入るものを変えたら、一年後にいい感じで影響が出てきた

そろそろ来年の手帳を買わねばな、という時期になりました。今年は日記と手帳を分けて過ごしていたのですが、また来年からA6サイズに戻そうと思っています。昨年の夏から使い始めて今年いっぱいで終わる Ban.do(バンドー)の日記の効果は絶大で、英語で出…

いや〜な夢を見たときは、朝の瞑想のチャンス

今年の春から毎朝『ヨーガ・ヴァーシシュタ』を読んで瞑想をしています。顔を洗って歯を磨いて植物への水やりをし(洗濯をする日は洗濯機のスイッチをオン)、クイックル・ワイパーをしたらいつもの場所に座って本を読み、その内容を瞑想します。そのあと、…

アップデートを個人の意識に対して求める響きの捉えにくさ

最近、「アップデート」という言葉がどうも残酷に響いて気になることがあります。はじめは、まるで人間を機械のように扱っていて「劣化」と同じように聞こえるからかな・・・と思ったのですがそうではなくて、意識を塊のように扱うことにイメージが追いつき…

ジャッジメンタル社会のなかで自分の愉快を解放する

みなさん、愉快に暮らしておりますか?わたしはそのあたり、自分で工夫をしながら暮らしています。ユカイツーカイ怪物くん世代ですから。ぐふふ。 これは10年以上前から少しずつ、ずっと感じ続けながら葉のように広がり茂ったわたしの考えなのですが、多様性…

白い粉もんを食べないランチを模索中

昼にうどんや素麺を食べるとまるで機械じかけのように眠くなるパターンになり、8月の初めから昼の粉もんを避けています。といっても他のアイデアは玄米とバナナくらいなのですが。 糖尿病の友人が自分の腕に針を刺しているのを見てから、血糖値の変動に敏感…

見ていない、と普通に言えた平和

オリンピックが終わり、誰かと会った時に「見た?」と訊かれることのない日が戻ってきました。わたしはリアルタイムで試合を見ずにオリンピックが終わったのですが、その話題で盛り上がっている人の前で「結果だけニュースで見ました」と普通に言えて話にも…

ゴジュウの手習い・デジタルお絵かき メディバンペイントとXP-PEN

行動が制限される生活がやんわりとデフォルト化され、一年半が過ぎました。昨年のうちは自分をだましだましやってきたのだけど、この流れはスパッと終わるものではなさそうです。日々うっすらそんなことを意識するなかで、デジタルお絵描きを始めました。ア…

ホルモンの減少は、情緒の泉が少し枯れる感じ

更年期のメンタルについて、わたしなりになにか書きつけていきたいと思っています。思春期のことを思春期の頃には言語化できなかったので、そういうことをしたくて。ここ半年の間に、2年前に綴った四十肩・五十肩日記について「思わずあれを読んだよ」と言わ…

パナマ帽・カンカン帽・キャップの内側に不織布マスクを貼ってみた

いよいよ真夏が来てしまいました。帽子の季節です。週末に不織布マスク地をおでこゾーンに貼る作業をしました。日焼け止めや皮脂やファンデーションでうっすら黄色や肌色になってしまう部分に、捨てる前のマスクを貼ることを思いつき、やってみたら通常より…

表意文字的コミュニケーションと思考の癖のこと

先日、おひさしぶりに連絡を取り合ったかたが、興味深いエピソードを教えてくれました。少し前にこのブログに書いた映画の話をたまたま知人の方とされたそうで、その映画は10年以上前の、この映画です。 この映画を観て、知人の方がこんな話をしてくださった…

ぷっくり唇で喜んでいたら、むくんでいるだけだった

やっと梅雨の合間の晴れ間が見られるようになってきた。6月終盤から、わたしは朝起きると唇に全くシワがない日が何度かあって、それは結論をいうと「むくみ」だったのだけど、わたしはこれまで足の甲くらいしか自分でむくみを認識できなかったので、間違えて…

前向きであるとはどういうことか

前向きであるとはどういうことか。それは「サッとやる」ということ。行動直前の躊躇のなかにあるネガティビティを捉まえる、そういう思考の癖に「魔」が潜んでいることを教えてくれたのは、わたしがはじめにヨガを教わった、インドから日本へやってきた先生…