うちこのヨガ日記

ヨガの練習や読書、旅、生活、心のなかのこと。

2022-01-01から1ヶ月間の記事一覧

プロカウンセラーのコミュニケーション術  東山紘久 著

昨年読んだ『プロカウンセラーの聞く技術』に衝撃を受け、こちらも読みました。この本は『聞く技術』と同じく “聞けないマインド” を掘り下げる内容ですが、その目的が “人格の成長” に置かれています。特に京都のコミュニケーション文化の紐解きや宗教の役…

世界で一番美しい少年(映画)

このブログを読んでくれている友人の勧めで観てきました。ドキュメンタリー映画です。わたしのフィルタを通した感想を待たれている気がするので、感覚が冷めないうちにアップします。 ***自分はその人の内面も含めてトータルで見ようとしているか。芸術作…

門のポーズ(パリガーサナ)で体側を伸ばす

先日、体側がよく伸びるこのポーズをメニューに入れてみたら、門のポーズについて「長くヨガをしているけれど、あまり習ったことがなかった」とメッセージをいただいたので、わたしがおすすめしているやり方を書きます。 体側が伸びるポーズや胸を開くポーズ…

幸福について ―人生論― アルトゥール・ショーペンハウアー著/橋本文夫(翻訳)

昨年『正しい答えのない世界を生きるための 「死」の文学入門』を読んで気になり、この『幸福について』を読みました。昨年一度読んで胃もたれしたあと、もう一度ハイライト部分(Kindleで読む時にマークする付箋のようなもの)の前後を読みました。 前半は…

クソリプをしていた。「その質問は重要ではない」と斬られた頃のこと

今日のタイトルの4文字はできれば使いたくない文字列ですが、先日以下の本を読み、そのなかにあった内容が自分の経験と重なりました。この反省をいつか言語化したいと思っていたものが、ものすごくわかりやすく書かれていました。 自分の意見で生きていこう…

自分の意見で生きていこう 「正解のない問題」に答えを出せる4つのステップ  ちきりん 著

わたしがここで読んだ本について書くときは「新たな発見があった」という体裁で書くとラクなのでついその手を使ってしまうのだけど、この本はそういうわけにはいかない本でした。 「考える」「発信する」「自分の場を持つ」ことの重要性について、自分自身に…

崩浪亭主人/清修館挿話/秋果/帯広まで/河沙魚 林芙美子 著

毎晩寒いので、湯船につかりながら林芙美子作品(どれも超短編)を読むのが寝る前の楽しみになっています。 崩浪亭主人 こりゃ面白い。娘がカラッとしていて良い。お父さんがかわいい。30分くらいのドラマで見たい。人生の決断を人に任せていれば、こういう…

アーサナの練習で身体を内観するのと同じように、読書中に起こった意識を一緒に観てみませんか

今日の内容は、これまで身体を一緒に動かすヨガを通じてお会いしたことのあるかたへ向けた、お手紙のようなご提案です。これからわたしがお会いしてみたいヨーギー・ヨーギニーのかたへ向けても書いていますので、地方・海外でヨガスタジオやヨガの練習の場…

「離欲についての教え」と、自己を無味乾燥なものにさせないこと(ヨーガ・ヴァーシシュタ 第1章)

ヨーガ・ヴァーシシュタを読んでその内容を瞑想するモーニング・ルーティーンが2周目(2年目)に入っています、という話を少し前に書きました。そのときと同様、今日の話は初回読書中の人は読まないほうがよいかもしれません。

スターが出ないまま「面」を進むわたしたちの約10年

先日、学生時代の友人が連絡をくれました。ブログを読んでくれているだけでもうれしいのに、その内容の一部を日常で思い出してくれているとのこと。 それは、以下の本を読んだときに書いたことでした。 更年期に入ってからの女性ホルモンの減少について、こ…

チャイルドラインで学んだ 子どもの気持ちを聴くスキル  山口祐二 著

子どもがかけてくる電話「チャイルドライン」の存在を初めて知りました。この本を読みながら、途中で何度か映画『誰も知らない』『万引き家族』のような、なんとか踏ん張っている子どもの姿を想起しました。 これは大人同士のやりとりでも同じだと思うことが…

「勤労青年」の教養文化史  福間良明 著

「教養ブーム」という言葉があることを知り、それをきっかけに読みました。昭和50年代・60年代のことを知りたかったわけではなかったのですが、教養という言葉自体、わたしがどうも使い慣れていません。そこに含まれる内容を認識できていなくて。 わたしはい…

“動じなさ” と “無関心” の中間を照らす鋭い教え/『ヨーガ・ヴァーシシュタ』第1章の再読

朝のヨーガ・ヴァーシシュタ&瞑想の習慣を、新年からまたはじめています。今年は再読なので、第1章から教えを読むときの自分の視点が変わっています。初回よりもおもしろく読めます。というのは、この聖典の「設定」の妙味が少しわかるようになっているか…

世の中の小さなおもしろい動きを知りたくて、いろいろなことを書いています

昨年のいつの日だったか、ヨガの練習前の雑談で、わたしがウェブの仕事経験をヨガ活動では「逆の方向で」いかそうとしているのがおもしろいと言われました。そういえばこういう話をしばらく書いていませんでしたね。 わたしはこのブログをなるべくSNSと連携…

キューポラのある街(映画)

昨年のオリンピックをきっかけに、初回(1964年)との時代背景の違いについて考えることが増えています。この映画はオリンピックの2年前の映画で、よくこれだけの情報を100分に盛り込んだなと思うくらい、当時の庶民の生活を知ることができる映画でした。舞…

昨年会った人から「教えてくれてありがたかった」と感謝された本10冊

気がつけば「読んだ本」カテゴリのログが1600件になっており、ヨガブログと名乗っておきながら、一年のトピックの多くが読書記録になっています。わたしはヨガが習慣化された数年後から、少しずついろいろな本が読めるようになりました。両方が定着すると、…

社会が良くなっていると実感するのはこんなとき

2022年がはじまりましたね。本年もどうぞよろしくお願いします。 このブログも16年くらいになり、自分でもいつまで書き続けるのだろうと思いながら書いています。 さて。 わたしはこれまでに、さまざまな読者さんといろいろな場所で、このブログをきっかけに…

ブックデザインが豪華だった頃のヨガ本が手放せない

今日の話は、本棚のホコリを取る掃除をしながら土台を書きました。 少し前に昔のヨガ本の勢いが好きだという話を書きましたが、昭和のヨガ本はデザインが豪華ですよ〜。 今日は新春らしく、ゴージャスにまいりましょう。 昔のブックカバーデザインの特徴は、…