うちこのヨガ日記

ヨガの練習や読書、旅、生活、心のなかのこと。

2021-02-01から1ヶ月間の記事一覧

「人と比べない」ってどういうこと? とずっと思ってきた

ヨガクラスでたまにインストラクターのかたがおっしゃる「人と比べない」という表現について、自分のなかではじめて意味が想像できたかも、と思うきっかけがありました。 わたしはヨガを始めてたぶん18年近くだと思うのですが、ヨガクラスでこのフレーズを耳に…

羽根木公園で梅を見てきた(世田谷区・梅ヶ丘)

小田急線・梅ヶ丘駅と京王井の頭線・東松原駅の間にある羽根木公園へ梅を見に行ってきました。ここは大きな梅林があり、いろんな種類の梅を見ることができます。夕焼け小焼けの少し前に行きました。 わたしは東松原駅側から入りました。 散った花びらも鮮や…

秋刀魚の味(An Autumn Afternoon / 映画)

今年に入ってから小津映画を観始めましたが、これは1962年の映画。字幕なしでも会話の意味が全部わかったのはこれが初めて。それまでは当時の言い方や固有名詞にわからないものがいくつかあって、いろんな昭和の言葉を知りました。この映画はおじさん同士の…

ジャラネティ通行止めの季節 右からも左からもなかなか通らん!

ああびっくりだ。まったく。ホップ・ステップ・ジャ~ンプで、ものすごい勢いで春が来ましたね。ここ数日、断続的に一部通行止めだった鼻の穴が月曜には完全通行止めとなり、その日は夜のネティ40秒ほどで、やっと鼻が開通しました。ネティというのは浄化法…

北千住駅東口から柳原2丁目を通って堀切駅へ(東京・足立区)

北千住に出かける少し前に映画「東京物語」を観ていたので、映画に出てくる堀切駅のほうへ歩いてみました。あとで知ったのですが、実際の撮影は京成押上線・八広駅だったようです。(八広駅に「堀切駅」の看板を掛けていたみたい)どちらも荒川沿いの駅です…

北千住へ。旧日光街道、大正通り、荒川近くの神社の近くを歩いた(東京・北千住)

北千住まで出かけてきました。乗り換えでしか降りたことのない駅だったので、こんなに大きくて楽しい街とは知らず、すっかり旅気分。 旧日光街道のある街なので、蔵の建物があちこちに残っています。 北千住駅前通にある眼科。ここだけ異世界。 旧日光街道に…

「宗教詩ビージャク」収録のラマイニー カビールの詩/橋本泰元(訳注)

昨年からカビールの詩を写経しています。電子書籍で買った日本語訳の詩をノートに書き写しながら読んでいます。PDFをそのまま電子化したようなつくりでハイライト機能を使えないので、ならば!と紙に書き写すことにしました。 この詩は平凡社から出ている「…

木場公園東にある大横川散歩道で河津桜のお花見(東京・木場駅近く)

梅と同じ頃に咲く河津桜を見に木場公園のほうまで出かけてきました。ここはおいしいインド料理のカマル・プールの近くにあるスポットです。2月20日で、もうこのくらい咲いていました。 ここは穴場よねー あっち側は歩けないので、川の反対側から眺めます。 …

文豪はみんな、うつ  岩波明 著

島崎藤村の「ある女の生涯」を読んで、当時は精神医学の概念にグラデーションがなく、食い止められたものも食い止められずに「狂った」という扱いのところまで行く人が多かったんだろうなという感想を持ち、調べているうちにこの本を見つけました。 新書特有…

続戦争と一人の女  坂口安吾 著

昨年読んだ「戦争と一人の女」に続編があると知り、読みました。同じ物語が相手側(女性側)の立場ではこういう状況であったということが書かれた物語で、続編というよりも対になっている短編小説。両方読むと、すごくおもしろい。 男から見て何を考えている…

待乳山聖天・本龍院と出世観音(まつちやましょうでん・東京浅草)

隅田公園の梅めぐり散歩道のすぐ横にあるお寺へ立ち寄ってみました。入り口に池波正太郎生誕の地という碑があるお寺です。 いやらしくスカイツリーを入れてみました。 境内へ入ってみると、奥で何かが動いています。 ぬぬぬ! と近づいてみたら ケーブルカー…

隅田公園の梅めぐり散歩道と浅草の小路を歩いた(東京・浅草)

天気がよかったので浅草のほうへ出かけてきました。梅を見てきました。浅草の吾妻橋からそのまま北上して川沿いに公園が広がっています。 なんか素敵な道具屋さんがぽつぽつあって、浅草はいつ来ても観光に来た気分になります。 こんな公園を歩いて進みます…

お茶漬けの味(映画)

こういう人ってどうして滅びないんだろ。まだまだ偉そうに上のポジションにのさばるんだろうな……とげんなりするほど嫌いだった人をこの上なく大好きになってしまった。そんな奇跡のような経験をしました。 小津安二郎監督の映画は同じ俳優さんがよく出てくる…

酒・うた・男 わが放浪の記  淡谷のり子 著

友人宅の本棚から借りてきました。この本は初版が昭和32年。ご本人が50歳の頃に出版された自伝で、まあとにかくおもしろい。さまざまなエピソードを文章化された編集の人の腕もあると思いますが、元の話がそうとう濃かったのだろうなと思う内容です。 自身の…

女盗賊プーラン 上下巻  プーラン・デヴィ著/武者圭子(翻訳)

その名前をこれまで何度か目にしていプーラン・デーヴィー。「三つ編み」に彼女のエピソードが登場して、いよいよ気になり伝記を読みました。 低カーストから盗賊になり逮捕され、その後国会議員になった女性の伝記です。逮捕から国会議員の中間に何があった…

みんなの共同幻想、ワシらの共同幻想

そもそも幻想であることも、それでも共同だから成立することも、そしてそれを成り立たせる共通言語が経済であることも、それぞれが個人単位で受け容れていた。 わたしは世界的スポーツイベントをそういうものだと思っていた。5年くらい社会人をやれば、こう…

ある女の生涯  島崎藤村 著

わたしは島崎藤村のことを、ものすごく正直であけすけな人だといまのところは解釈しています。同時に、巧妙な文章化を運動神経的にやれてしまう人だとも思っています。その性質のバランスが似ている人として真っ先に思い浮かぶのは、スティーブ・ジョブズ。…

入谷と下谷あるき うぐいす通りと小野照崎神社(東京都台東区根岸)

はじめて行ってみた鶯谷駅から東日暮里を歩き、入谷まで来ました。このあたりを歩いた数日後に、本を読んでいたら下谷という地名が出てきました。島崎藤村の「家」という小説で、木曽から出てきた娘がこのあたりで迷子になっていました。あっちこっちに手分…

カンカン森通りの猿田彦神社と東日暮里あるき(東京都荒川区・台東区)

上野駅の東京国立博物館の裏にある鶯谷駅(うぐいすだに)から荒川区のほうへ歩いてみました。鶯谷へは初めて来ましたが、想像以上にディープで驚きました。南口から北口へ、ラブホテル街を抜けて尾竹橋通りへ出ると気になるお店がたくさんあって、そのまま…

体位の中のベクトルを整理する(胴が長いと言わないでの巻)

ヨガ仲間と練習をしていたら、突然「アタシは胴が長いから!」と自慢をされました。なにそれーと思ったら「アタシは胴が長いから、アレで膝が近づく感じがしないのよ! ほら、肩立ちからやるアレよ」とおっしゃる。 よくよく話を聞いてみると、アレというの…

小村雪岱(こむらせったい)の装幀と挿絵デザイン(日比谷図書文化館特別展)

大正・昭和の時代に美しい本の装幀・挿絵・書体をデザインされていた芸術家・小村雪岱の作品展を見てきました。いまは美術館へ行くにも時間制限やチケット購入が面倒に感じてしまい、すっかりアートから遠ざかっていたのですが、ここではそれよりも気軽に見…

放生寺でまた足腰の神様に出会った(東京・早稲田駅近く)

先日、東新宿から早稲田に向かう国道25号(諏訪通り)から早稲田駅近くの交差点にさしかかったときに入ってみたお寺です。ここは有名な穴八幡宮の隣にあるのですが、このあたりには何度も来ているのに今まで気がつきませんでした。 青い空にこの提灯の並び。…

秋日和(Late Autumn / 映画)

初めて観るカラーの小津映画。色つきだとこんなにオシャレなのかと、とにかく全部画面キャプチャーしたい!と思うほどのインテリアと衣装の連続。なかでもわたしは「会社」「学校」「アパート」のシーンに毎回目が釘付けで、母親が勤める桑田服装学院のシー…