うちこのヨガ日記

ヨガの練習や読書、旅、生活、心のなかのこと。

2019-07-01から1ヶ月間の記事一覧

サンカルパのある集合体、ない集合体

人の集まりについて、先日の続きです。 わたしは他人と個室で話をするとき、それは二人でも三人でももう少し大勢でも、人が集まった集合体をひとつのボディとしてとらえてみます。そしてそこにサンカルパのない状態というのは、とてもあぶなっかしい。上記の…

自分で自分を責めないために、小さな工夫を積み重ねる集まりのこと

先日、わたしがここに書いた「苦労話マーケティングに手を出さないようにしている」という心情吐露のきっかけを作ってくれた人が、ブログを読んでメールをくださいました。苦労話をしたあとに襲ってくる自己嫌悪の感覚について共感されたみたい。 いただいた…

シッダールタ ヘルマン・ヘッセ著 / 岡田朝雄 訳

わー。ドイツの少年がインド人ぽいこと言ってる~なんて思いながら、その翻訳の違いが気になって結局三冊読んでしまった「デミアン」。同じ作者の「シッダールタ」を読みました。 想像をはるかに超えるおもしろさでした。バラモン教的価値観の中にいた人が大…

嫉妬の範囲が広いというのは、損なこと

ここしばらく、古くからの友人と再会する機会が続いた。お互い家族を持ったり持たなかったり、仕事をしたりしなかったり、自己犠牲を大きく負ったり負わなかったり、恋をしたりしなかったりして、様々な逡巡の日々と平行して再会できる関係が続いている。わ…

円頓寺商店街は、名古屋のカオサン。書体群もすばらしい(愛知県・名古屋市)

先日紹介した四間道で名古屋の奥行きをぞんぶんに味わったわたくしでありますが、その近く商店街もよかった! 以前は物欲を刺激してくれる大須商店街のほうが下北沢みたいで萌えたのだけど、いまはこっちの方がぐっとくる。 ▼大須商店街はこちら 四間道とつ…

名古屋駅近くの四間道を歩く。トモヨとともに(愛知県・名古屋市)

名古屋へ行ってきました。 ヨガクラスの前に、スタジオから大きな信号二つ分くらいとなりのブロックにある「四間道(しけみち)」というエリアを歩いてきました。駅の近くにこんなに素敵なエリアがあるなんて、知らなかったよぉぉぉ。 大通りの裏が、妙にい…

モモヨカリーの南インド料理 べジミールスセット(名古屋市天白区・塩釜口)

名古屋で、それはそれは美味しくてかわいらしい南インド料理屋へ行ってまいりました。間借りカレーショップのカレーが人気となり、その後お店をオープンされたモモヨさんの「モモヨカリー」というお店。地下鉄鶴舞線の「塩釜口」という駅から徒歩5分くらいの…

アグニ・スタンバ・アーサナのはじまりは、誰だって痛い

まるで両脚を薪のように重ねるアグニスタンバーサナ。この体位をクラスの序盤に入れるのは珍しいといわれたりするのですが、わたしはあえてこのポーズで呼吸をしながら表情筋をゆるめる、というのをハタ・ヨーガのクラスの準備運動に入れています。 薪という…

取り戻そうとする思考の時間は早く過ぎる

上半期が過ぎましたね。わたしは今年に入ってからつい最近までの間にいくつか失敗をして、えええーもう8月になるの!? というくらい月日の流れをとても早く感じています。なにかを失った、取り戻せない。でも取り戻したいと思うとき ── たとえばいつも使って…

サンカルパの練習。他者の評価が介在しない目標文章をつくれるか

ヨガニードラーで唱える短い文章(サンカルパ)について。 サンカルパを立てることは、自己と向き合うとても正直な時間です。あまりにもまっすぐすぎて、恥ずかしくて照れくさい、そういう時間です。だからついつい、他人の頭を借りたくなる。それらしいなに…

デリー・リシケシ旅行の予算と持ち物、まとめINDEX

ことしのゴールデン・ウィークは大型連休だったので、思い切ってインドへ行って来ました。7年ぶりの練習旅行です。インド自体は昨年の年末年始に西インドへ行っていますが、インドは国土が日本の8倍もある国なので、西と北では全く様相が違います。ムンバイ…

リシケシ旅行4度目にして初めて知ったことあれこれ

先日まで書いていたインド旅行記で、現地のヨガ講師から「来日クラスをやってやってもいいんだぜ営業」を受けたことや、詐欺師による「君のドレスを買った。送りたいから住所教えて」という問い合わせなど、初体験のことについて書いたら、ここ一ヶ月で数名…

インドの顔(生活の世界歴史)  辛島昇・奈良康明 著

この本は1975年に出版されて1991年に文庫化されたので、文中の「現在は」は70年代前半のインドです。インド文化は国際化のためには隠しておきたいことばかり。実情は現代に近づくほどオブラートに包まれていく。昔のインド紀行っておもしろいんですよね…。こ…

デキる上司から学んだ、あんなことやこんなこと

今日は少し、昔話から書きます。わたしが数年前にインドで毎日いろいろな人が練習にやってくる場(Tattvaa Yogashala)で学んだことについて、久しぶりに考えてみました。 (クリシュナ・ガートの目の前にあります) いま思うと、そこでの学びは新入社員が現…

すでにある力を出すことを思い出すための練習DAYS

インドから戻って間もなくの頃は体重は増えたのに服がぶかぶかになっていたりして、けっこうギッチリ締まっていた胴体もすっかり元に戻ってしまいました。身体的にはそんなこんなでありますが、精神面での振り返りについて。 インドでは2週間、夕方にプージ…

後先の「先」を考えずに他人の記憶に残ろうとしてしまうこと(「愛するということ」読書会より)

「愛するということ」という本に、孤独と孤立について数段落でグイグイ掘り下げている章があります。 この本で説かれる「孤独と孤立」についての分解は、自分のコンディションや周辺の人間関係の状況によって、読むたびに想起することが変わってくる。わたし…

作家に編集者が必要な理由がわかった気がした数日間

ずっと文章にしたかったRさんとのことを、1か月半以上かけてやっと書くことができました。 旅先で、いまの生活とは環境も人間関係も違う状況で起こったことだけど、でも要素としては確実に基本的な人間関係の問題を含んでいる。そんなあれこれが詰まったこう…

万引き家族(映画)

インド旅行の行きと帰りの飛行機の中で映画「万引き家族」を観た。行きと帰りで土台の感覚が変わった状態で観ると、心が痛むポイントが違う。行きで観たときは、嗚咽の筋肉痛が首から上にものすごくあって、頭が痛くなった。理不尽さや不条理へのやり場のな…

仮面の告白 三島由紀夫 著

自分の毒が自分に回ってその毒に酔うとか、どんだけ自我をこじらせてんだよ! と自分で自分にツッコミを入れる心って、こんなふうに書けるんだ…。という驚きの小説。 わたしがインドで猛暑のなか恋愛詐欺に遭いながら考えていたことは、まさにこの小説の主人…

モジュッド 説明できない生を生きた人 OSHO(和尚)スーフィーを語る

安定した仕事や必要とされる仕事を得ては、突然それを捨てることを命じられ、従うことを繰り返す人の話。前半は絵本。後半は絵本の物語の解説。スーフィーの絵本をOSHOが語るという本。 どんな仕事も環境も、いい感じだなという状態がずっと続くわけじゃない…

逢沢りく ほしよりこ 著

この半年間のうちにわたしはおもに東京、そして数週間をインド、数日間を神戸で、その土地土地に知り合いがいてそれなりになじめる場所で日々を過ごし、その間にいろいろなことを思ってきました。それは取りあげて考えるようなことではないのだけど、異様に…

鎖骨が水平な状態で、ポジティブな場や機会と縁遠くならずにいられるように

これはわたしの身体を使った研究からですが、身体の中心でバランスをとれるようになると、胸の前側も背中も緊張させなくてよくなるので、鎖骨が水平方向に伸びやすくなります。鎖骨が物理的には長くなるわけではないのですが、印象として。 なで肩でもいかり…

「ていねいな暮らし」も「自由な旅人」も「気のおけない友だち」も、ケッと思う人はいるわけで

友人とインドで移動をしながら雑談をしたときのこと。友人が「ていねいな暮らし」を見せられるのが苦手だという話をして、あーあれねぇ…、なんてわたしもうなずきつつ、一方でわたしたちが旅行中に発信したSNSもそれが自由な旅人アピールに見える人にはケッ…

死・終わりなき生―オショー・ラジニーシ講話録(スワミ・ゴヴィンド・シャヒド 訳)

1969年にインドのグジャラート州ドゥワルカで行われた瞑想キャンプでの講話録です。OSHOことバグワン・シュリ・ラジニーシという人物の書物は、わたしがはじめてヨガを教わったインド人の先生が「結局逮捕されちゃった人」というふうに話していたこともあり…

自分だけに向けられたものを強く欲しがる心

少し前のことですが、仕事で見かけた場面でのこと。「その要望をいま口に出すって、このかたお疲れだな…(心が)」と思うことがありました。「こういうのって、お願いできるんですか?」という問いかけ。機械の操作(ツールの使いかた)をしながらその仕事の…

Rさんのタントラ調口説きメソッドをシヴァ派の教典の中に見つけた

少し前に国際ロマンス詐欺師に遭った話をまとめましたが、このRさんとの会話を振り返って元ネタ探しをするのが、ヨーガの復習勉強になっています。 ▼このかたね… ハタ・ヨーガの教典は現代の感覚で読むとトンデモ感がすごく、腰を据えて一字一句分解し、さま…

2014年~2017年にバブルと競争激化があったと思われるリシケシ・ラムジュラ雑感

7年ぶりに2週間ほどインドのリシケシという場所で日々を過ごしたら、現地の人との会話で見えてきたことがありました。リシケシではヨガのティーチャー・トレーニング・コース(TTC)という形式でのビジネス・バブルが2014年~2017年にあったようです。 今回…

リアル国際ロマンス詐欺師・Rさんとのこと

先日、ことしの2月に1ヶ月間リシケシで過ごした友人がうちへ遊びに来てくれました。そのときに「うちこさんはたった2週間の旅の間に、いろんなことしてる!」と言われたのですが、彼女にそのいきさつを話すことで、どう話せば今回の旅の事情が伝わるかをやっ…

ジャッジというのは、好きになりかけてしまっているからしてしまうもの

今日のトピックは、インド旅行中のノートの走り書きからの振り返りです。あまりに文化の違う環境で人間と関わっていると、少しずつ心にささくれが増えていって、どこかで目立ち始める。それをときどき、エイッと剥きたくなる。そういうエイッが起こるのがあ…