うちこのヨガ日記

ヨガの練習や読書、旅、生活、心のなかのこと。

2018-03-01から1ヶ月間の記事一覧

「ひとりでも楽しいことになってますね」といわれた

お花見をきっかけに、しばらく会えていなかった友人と会ってぺちゃくちゃ話したある日のこと。 わたしよりヤングなその友人は何事にも興味を示し、お笑いライブへ一緒に行ってくれたりする。わたしの貼っている検索アンテナを「うちこグーグル」といっておも…

空間とバイブレーション

先日、ヨガの練習で使わせてもらっているスタジオの事務局の手違いで、急きょバンドスタジオで練習するというアクシデントがあった。ダブル・ブッキングをしちゃったんだって! そのスタジオは100回ほど使わせてもらっているのだけど、わたしにははじめての…

痴人の愛 谷崎潤一郎 著

いいですか、女子のみなさん。これからおっさんがキモいことを書きますよ。暴露しますよ。というのはもうタイトルの時点で出オチなのであって、今の時代になってみれば "なんだその程度か" と思うようなキモさでしかないといえばそうなのだけど、ちゃんと出…

西インド旅行の予算と持ち物、まとめINDEX

年末年始に、ムンバイから北西へ移動する西インド旅行(12日間)をしてきました。これは全記事のまとめです。 インドへは何度か行っているのですが、西インドへ行くのは初めてです。インドは日本の8倍分の国土面積があるので、一度にあちこち行けないスケー…

アーメダバードの歩き方 私的アーメダバード・マップ

今回の旅行で拠点になったのはムンバイとアーメダバードだったのですが、ムンバイに比べてアーメダバードはどのガイドブックにも情報が少ないので、わたしが行った範囲を手描きでざっくりまとめました。 電車の駅とアーバルマティー川の間にあるエリアは健脚…

インド 心と文化のオクターブ 島岩(しま いわお)著

いままでたくさんのインド旅行記を読んできたけれど、これが圧倒的ナンバー・ワンのおもしろさ。という内容のインド旅行記&留学記でした。 著者は「シャンカラ(Century Books ― 人と思想) 」の島岩さん。大学の先生なのに、ぜんぜんそんな感じがしないカジ…

永日小品 夏目漱石 著

夏目漱石の日常エッセイ。イギリスに住んでいた頃の話もあります。 ちょっとした日常の身体感覚の表現がすばらしくて、眠りについての描写がうまい…。 これは、あるエッセイの出だし。 寝ようと思って次の間へ出ると、炬燵の臭がぷんとした。厠の帰りに、火…

雑誌「Yoga & Fitness」をめくったら、ヘアカタログを見ているような気分になった

写真の雑誌は、たまたま見つけたヨガ雑誌。昨年出たもので、じっくり観察したくなって買いました。 冒頭でインタビュー記事がいくつかあったあとは、ひたすらヨガを楽しんでいる「人」の写真とショートコメントが並びます。まるでヘアカタログや街のおしゃれ…

「ヤング・インデイア」「インデイアン・オピニオン」ほか。ガンジーのさまざまなテキストを読む

インド旅行から戻って以後、ガンジーとタゴールのテキストを読んでいます。 もともと西インドへ行きたいと思った理由はガンジーでした。昨年は「真の独立への道」という本にすっかり打ちのめされて二度読み、これを書いた当時のガンジーと今のわたしは同世代…

シャンティなコンフォート・ゾーンから一歩踏み出してきてくれて、ありがとう

1月に東京でバガヴァッド・ギーターの読書会をやったときのこと。 その日はヨガインストラクターの200時間トレーニングを受けたことがある、あるいはすでに指導をしているという人が何人かいらっしゃっていたので、わたしの経験について少し多めに話しました…

引き受けるときに、意志のあるやさしい目をする人たち

インド旅行中にこんなことを思い、ノートに書き残していた。 こちらからなにかお願い事をして、それを引き受けるときに意志のあるやさしい目をする人たちが何人か印象に残っている。 アーメダバードでモティ・マハルのレストランのランチがとてもおいしいの…

両替あれこれ。アーメダバードで両替するならマハラジャ・コンプレックス(Money Exchange)

西インドではムンバイ空港、ムンバイのホテル「TRAVELLERS INN」、ブージの「UAE EXCNANGE」、アーメダバードのマハラジャ・コンプレックス内「APSARA TOURIST FOREX PVT」の4箇所で両替をしました。 ムンバイは都会なのでホテルのほかでも両替所が見つけら…

トイレはどうなのか

5年前にも書き、もう改善される一方のトイレはインドでもおどろくことがなくなりましたが、わたしはインドの思い出の中でも「便器のないトイレ個室というものがある」という事態がびっくりで、それはハリドワールの駅でのことだったのですが、今回は一回だけ…

道草 夏目漱石 著

定職を得ていれば、仕事をしていれば、人に使ってもらって給料を稼いでいれば、親族から人並みに接してもらえる。でもそれがなければ、親族内カーストのあのつらい位置へ転落する。あそこはつらい。負担になる存在として扱われるのはつらい。つらすぎる。頑…

宮崎で買ったミツロウの黄色いクリームで鼻の下が柔らかくなった(マリーズさんのクリーム)

宮崎で売っているのでマンゴーのなにかかと思いきや、レモングラスの香りのクリーム。とてもよい香り! 蜜蝋(ミツロウ)が黄色いみたいで、まっ黄色です。 これは宮崎県小林市まで行ったときにイーヴィレッジというお店で買ったクリームなのですが、鼻周り…

入ってみたいお店がいっぱい。温泉と焼酎の街・人吉散策(熊本県人吉市)

人吉(ひとよし)という街はあちこちに酒蔵と温泉があります。うなぎ屋さんに行列ができていたり、気になるお店・物件がいっぱいでした。 なりゆきで増築したらとんでもない状態になってしまったかのような建物や、べらぼうにセンスのいいヤングがリノベーシ…

繊月酒造と堤温泉と球磨川周辺散歩(熊本県人吉市)

米焼酎の町へ行ってきました。米焼酎が好きな件は11年前の日記に書いたとおりなのですが、この町はあの有名な「鳥飼」の鳥飼酒造がある町。東京のOLさんに大人気の、あの鳥飼。わたしの大好きな「天草(の米)」は天草市なので長崎県寄りの熊本なのですが、…

消化の火の力を意識する生活。糖分をカットして胃腸が回復した話

少し前にインド旅行中にお腹をこわして断食せざるをえなかった話を書きましたが、帰国してから2週間ほどは旧来のような食事ができませんでした。ヨーグルト、みかん、素うどん、おろしうどん、おろし納豆うどん、納豆ごはん、たまごサンド… というふに、ゆっ…

世界を動かす聖者たち グローバル時代のカリスマ 井田克征 著

これはとてもよい社会的なヨガの入門書。ヨガにハマって多くの人がふわっと目に見えないものを信じられるようになると、社会が回らなくなるのでは…、なんて心配をしなくても大丈夫なのです。大丈夫なのよー。うふふ。 この本の「はじめに」に、このように書…

誰かがヨガにハマった時に、その人が周囲の人に冷笑されないようにしたい。という思いが長くあったことに気がついた

わたしは長くヨガブログを書いていますが、同時にヨガクラス開催も重ねており、そしてわたしはそのへんにいるOLでもあり。自分なりに社会と関わる方法・信条の落としどころのようなものを考え続けてきました。 この10年以上のあいだ、もちろん変化のなかには…

ガーンディー博物館 ムンバイ(Mani Bhavan / Gandhi Memorial Museum)

ガンジーがムンバイに滞在していた頃の個人宅であった場所が「マニ・バワン(Mani Bhavan)」という博物館になっています。 このエリアはゆったりとした雰囲気で本屋もあったりして、大きな病院や大学のある住宅街。住みたいと思うような歩きやすい町でした…

HOTEL NATIONAL(ムンバイ Grant Road, Shalimar Theatre 近く)

アーメダバードからムンバイへ電車で戻った日は同行者の体調が絶不調で、到着後すぐにタクシーに頼り、予算2000ルピーくらいで泊まれるどこか快適なホテルへ連れて行ってくださいとお願いしました。 連れて行ってくれたのは映画館が立ち並ぶ交差点の近くにあ…

アーメダバードからムンバイへ普通列車で行く。7時00分発の22954号

アーメダバード(ahmedabad)からムンバイへ戻ります。来る時は豪華な食事つきの特急列車で来ましたが、戻りは普通列車にしました。乗車時間は9時間半。この日はほとんど電車の中で過ごしたのですが、そんなに長く感じませんでした。いろんな人が、いろんな…

「大人の反抗期」は、不機嫌を隠さなくなっただけ?

昨年の夏の終わりごろからひとつ、まったく慣れない習い事を始めたのですが、そこでの先生のトークに興味深いものがありました。 その空間には毎回60人くらい人がいて、わたしは新入り。みなさんと顔見知りになってからは年配の方々の「教えたがり」の気持ち…

噂は噂 壇蜜日記4 壇蜜 著

みなさんのお布施が足りないから、読経が今回で終わってしまうそうですよ。(妄想) でも壇蜜さんご自身はずっと念仏(あるいは呪詛)を説き・書き続けるそうなので、どこか別の寺院がお布施の管理を引き受ければ、今後も読めることになるのでしょうか。 ── …

謙虚なコンサルティング ― クライアントにとって「本当の支援」とは何か エドガー・H・シャイン 著 / 金井壽宏 監訳 / 野津智子 訳

サブタイトルに惹かれた本です。読んでみたら「出しゃばらない。でも突き放さないコンサルティング」と思う内容でした。 わたしはコンサルタントでもないのに知人が経営する会社の会議に参加することになる…という展開になったことが過去に何度か(何社か)…

唖娘スバー ラビンドラナート・タゴール 著 / 宮本百合子訳

以前からタゴールの小説を読んでみたいと思っていて、そのきっかけは映画「チャルラータ」。映画の原作小説がタゴールなのですが、英語版しか出ていません。 そうこうしているうちに小説のことは忘れて詩を読み始めていたのですが、青空文庫に短編小説がある…

ハーティースィン・ジャイナ教寺院(Hatheesingh Jain Temple / アーメダバード)

ここは今回の旅行で最も印象に残っている場所です。もうとにかく圧倒的。こんなものがこの世にあるのか! と驚きました。 ひとつの敷地の中に、寺院と塔と博物館とアシュラムがあります。中は写真撮影禁止なのですが、外観の時点でものすごいです。 これが……

ジャマー・マスジッド(Jama Masjid / アーメダバード)

アーメダバードの中心地、地元の人が「スリー・ゲート」と呼ぶマーケットの近くに、まさかと思うほど大きなモスクがありました。入ってびっくり。階段を降りたらすぐ喧騒、でも上がればこんなに穏かな空間が! というギャップがたまらず、ついつい長居してし…