うちこのヨガ日記

ヨガの練習や読書、旅、生活、心のなかのこと。

2015-01-01から1ヶ月間の記事一覧

六義園(りくぎえん・文京区本駒込)

東洋文庫ミュージアムの近くにある「六義園」へ行ってきました。駒込駅から歩いて10分くらい。 小ぶりでかわいらしい庭園。ぽかぽか陽気の日に行くのがおすすめです。 1905年(明治38年)10月に、日露戦争から凱旋した将兵6000人が一大戦祝勝会を開催した場…

クラス自体は緊張しなかったけど、方言で汗かいた

昨年末に関西・四国・中国地方のかたと、今月は東海地方のかたと一緒にヨガをしました。 愛知・岐阜・三重はデータとして閲覧者数が多いわけではなかったので、しっぽりやる感じで想定していたのですが、静岡も含めて思いのほか多くの人が来てくださいました…

山本七平の日本の歴史(下) 山本七平 著

世に残された歴史の記述って、その著者の中にある思想を読み解くことを意識的にやっていくとここまで読めるんですね。圧倒されました。上巻にひきつづき夏目漱石の「こころ」の「K」と後醍醐天皇がもつ共通の支配力についての記述がありますが、全体として…

もっと知りたい!イスラーム展(東洋文庫ミュージアム・文京区本駒込)

まえから気になっていた東洋文庫ミュージアムへ行ってきました。東洋文庫は「マヌ法典」を出版しているブランド(っていうのかな。出版は平凡社)です。行ってみたらもう大興奮の教典陳列っぷりで、メイン展示の前に満足しちゃった。 抜群に居心地のよい、楽…

talo-K(タロケイ) 愛知県瀬戸市の生活雑貨屋さん

かねてより気になっていた愛知県の雑貨屋さん「talo-K」へ行ってきました。雑誌の「ソトコト」1月号(ひとつ前のもの)にちらっと載っていたお店です。 地方のお店は行きたくてもそのまま忘れてしまうことがほとんどなのですが、今回はヨガクラスで名古屋に…

置かれた場所で咲きなさい 渡辺和子 著

公共施設においてあり、読みました。 思わず携帯にメモしたくなったことを残していました。すこし時間をおいて、いまになって「なんでここが響いたのだろう」と思い出しながら紹介します。(文言はほぼ引用なのですが、ページ数はメモしていませんでした) …

バーのマスターはなぜネクタイをしているのか? 僕が渋谷でワインバーを続けられた理由 林伸次 著

cakesでエッセイを執筆されている、渋谷のバーの店主さんの本。 「ワイングラスのむこう側」というシリーズの中にあった「お店の本音」のなかにある出来事がとてもうなずく内容ばかりで、本を読みたくなりました。 場所や時間の限られているサービスを運営す…

山本七平の日本の歴史(上) 山本七平 著

雑誌『諸君!』に22回連載された「ベンダサン氏の日本歴史」が上下巻でまとめられた本。 この本は、日本人の精神性を夏目漱石の「こころ」に登場する人物のセリフ・行動観察から掘り下げ、さらにそのルーツを南北朝時代に北畠親房が残した「神皇正統記」にも…

大須商店街(名古屋)

きょうは、東京へは来たことがあるけど名古屋の大須へは行ったことがないという人向けに、観光案内を試みますよ。 いろいろ知ったかぶって書きますが、わたしはこの街へ若いころに買い物にきておりました。なのでわりと詳しいのですよ! 20年近くたっている…

大須観音(名古屋)

大須といったらそもそもここを紹介しなければいけないのでした。 大須観音の正式名称は北野山真福寺宝生院。真言宗のお寺です。 といえば、もちろん空海さんイベント。 空海さんの筆による般若心経の写経ができるなんて。うらやますぃ。 ちょっと見ずらいけ…

HIGHTIDE(ハイタイド) のレシートホルダー(名古屋・大須「オルガンファン」)

名古屋ではいろんなところへ行きました。夜の部はnoteのほうへ書いているのですが、昼間はかわいいところへ行きました。 大須という街をてくてく散策していたら、 こんな素敵なお店がありました。オルガンファンというお店です。 ちょっと気の利いたものがた…

バスに乗ってどこまでも 安くても楽しい旅のすすめ かとうちあき 著

たいへんタモリ倶楽部的でありながら実用的なバス旅行記。日本のさまざまな場所へ1万円で行って帰ってくるオモシロ旅行が載っています。 絵馬の代わりに置く名刺の個人情報と危機管理能力に疑問を持ちつつ突っ込んでみたり、「これって "つげ義春の世界" だ…

畜犬談 ─ 伊馬鵜平君に与える ─  太宰治 著

笑える短編。犬と、犬嫌いの人間の話。出だしからいきなりボヤきモードで一気に最後まで読ませる。 このおもしろさをなんと表現していいやら。 犬についてボヤきながら、自身を重ねていくこの描写! 日に十里を楽々と走破しうる健脚を有し、獅子をも斃(たお…

「哲学実技」のすすめ ― そして誰もいなくなった… 中島義道 著

これはすばらしい哲学スクワット本だけど、毒にも薬にもなりすぎるかも。対話授業形式で展開していく内容なので、構成上とても読みやすくなっています。これを読むと、哲学は救済ではないことがよくわかる。とにかく鮮やか。 先生一人に生徒6人。先生の話に…

ついていったら、だまされる 多田文明 著

実際にだまされたフリをしてギリギリのところまでいってみたりしたことを元に書かれています。ひとつは、実際だまされた例もありました。著者さん自体が俳優になりたくて、だまされた案件が「オーディション」。すごくリアル。 ボランティアや慈善系の案件で…

問題は、躁なんです 正常と異常のあいだ 春日武彦 著

まえに『「キモさ」の解剖室』という本を読んで、たしかにある微妙な心理を言語化しているのがたいへん気になり、この本を読んでみました。わたしなりにそれを言葉にしてみると「ゲスな人格に支配されそうになるときの心理」という感じ。 文字通り、ゲス=下…

DVD付き 樫木式・カーヴィーダンスで即やせる! 部分やせ!

「即やせる!」「部分やせ!」それぞれが1冊ですが、両方まとめて紹介します。 ちとマラソンで左足の拇指球が痛み気味なので踊ってみたら、楽しいでわないか! TRFはむずかしかったけど、こっちはついていける。ってんで、けっこうやっています。もうモノマネ…

孤独の価値 森博嗣 著

これは、子育てをする人にもおすすめ。理由は読めばわかる。 「記憶すること」そのものは脳のメモリー機能だけど、それを「刻む」脳の作業には習慣や癖が積み重なる。子育ての時点で「比べ癖」「恨み癖」のようなもののインプットが減らせるとよいと思う。も…

つぼねのカトリーヌ The cream of the notes 3 森博嗣 著

関西にいる間、細切れの時間にひとつひとつ楽しみに読みました。たくさんの人に会うと、たくさんの価値観に触れる。そういうときに森博嗣さんの本を携えていると、こころの柔軟性が補強されます。柔軟が補強ってなんかヘンですが、そういう本です。「つぶや…

空海「三教指帰」 加藤純隆・加藤精一 翻訳

フィジカルだけでも相当なヨギなのに梵語もあやつってインド思想を丸呑みしてきた空海さんが、若き日に書いたエンタメ小説。 5人による対話討論形式で、その説法劇を追いながら儒教も道教も仏教も学べてしまう、まるで福袋のような構成! 訳のまろやかさの効…

欲しいものはないけれど、サンカルパはいつもある

ヨガニードラをしてもしなくても、いつもこころにあったほうがいいサンカルパ。わたしのサンカルパのセンテンス作りはいつもシンプル。 神社で初詣の際に「○○しますように…」の「しますように…」の文体を「してやるぞ!」に変えて主体的にし、語尾をできるだ…

星の巡礼 パウロ・コエーリョ 著

スペインのキリスト教カトリック系「RAM教団」での修行物語。 密教的な修行がたくさん出てきて、ヒンドゥー×ヨーガ、イスラーム×スーフィーのような世界。 物語と修行が交互に進んでいく構成で、わたしは修行の内容も興味深く読んだのですが、そのなかの「種…

百円の恋(映画)

ラジオで「話がロッキーだってわかってるんだけど、おすすめ」と聞いて気になり観てきました。 痛い、せつない、苦しい。でも帰りはワクワクする。主演女優さんのデニーロっぷりがすごすぎて、「わたしも肉体改造するー!」って言いながら帰りの映画館の階段…

これまで私があなたに与えた、直接的また間接的なご迷惑を、どうかお許しください

「これまで私があなたに与えた、直接的また間接的なご迷惑を、どうかお許しください。」 というのは、イスラームの挨拶。日本の「新年の挨拶」に似ているそうです。 というのを、ここでも紹介したどれかの本で読んだのだけど、思い出せなかったので関連記事…