うちこのヨガ日記

ヨガの練習や読書、旅、生活、心のなかのこと。

2014-02-01から1ヶ月間の記事一覧

夏目漱石「こころ」先生夫妻のプラトニック説が同時浮上

『夏目漱石の「こころ」について、女ふたりで話してみた』という記事をアップしたあと、「わたしはこう読んだのですが」というお話を聞かせてくれた女性がふたりいまして、ひとりは食事をしたときに、もうひとりはメールでお聞かせくださいました。 お名前は…

「若作りうつ」社会 熊代亨 著

ブロガー「シロクマさん」の書かれた新書。わたしはこのかたの記事を「ハフィントン・ポスト」に転載されているもので読むことが多いのですが、以前「承認欲求がバカにされる社会と、そこでつくられる精神性について」という記事のなかで、いまの社会を 欧米…

つよいおんな

ヨガのインストラクターにはモデルみたいにきれいだったり魅力的な人がいますね。このブログは美人のインストラクターを検索してうっかり間違えてやってきてしまう人も多いサイトです。 すごくレアな状況ではありますが、かなり前に 知人の情報を執拗に調べ…

三四郎 夏目漱石 著

電車のなかで知り合った女性とのまさかのゆきずりナイトから始まる青春小説。 熊本から東京へ出てきてさまざまな人と出会い、感化されていく三四郎。なかでも「乞食」に対する東京モン四人の意見に刺激を受ける場面が印象に残ります。この時代に名刺を持って…

検索&各種ソーシャルメディア経由の流入と当該記事

リピーターさんの比率が見えてきたら、リピート以外の要素を調べるのががぜん楽しくなってきまして、ここ半年(2013/08/19-2014/02/18)の数値を見てみました。 今日は「検索経由」「はてブ経由(はてなブックマーク)」「NAVERまとめ経由」「Facebook経由」…

ココロyoga 行雲流水、人生を変える言葉の贈り物 ケン・ハラクマ 著 

ヨガの知人が「うちこちゃん、アシュタンガ・ヨガってやったことある? わたし、このあいだケン・ハラクマさんのワークショップに行ったんだけどね、以後感想ずらずらずらずらずらーーー☆☆☆」という感じで、とても刺激を受けた模様。その勢いで本を貸してく…

女性からの相談いろいろ。おもにテクニカルなこと。

先日久しぶりに同世代の知人に会いました。何年も知り合いだったけど、彼女から設定された時間に落ちあって、しばしお茶べり。インストラクターやセラピストの資格がある人から「わたし、こんなことができると思うの」という話を聞くことが増えている。「思…

文芸と道徳 夏目漱石グルジの大阪ライブ録

最近気づきました。漱石グルジの偉大さがどこにあるか。 それは、「めんどくさい性格をチャームに昇華させた語り口」です。句読点なく怒涛のリズムで続くトムキャット調のなかに、急に短文を入れてきて、そこでおとす。そこでキューンとなります(←ばか)。 …

不変のマーケティング 神田昌典 著

ビジネス本も読まないとバランスの悪いこのごろなので、書店でいまいちばん売れてるっぽいマーケティング本を読んでみました。今日はせっかくなので、ヨガマーケットの人向けにこの本の感想を書きます。 著者さんの10年のノウハウを集約した本とのことで、読…

ヨガ小説を書いた。パロディだけど。

昨年末からいっしょに仕事をするようになった女性・なおこさんが、ネイルキラキラのOL風情でありながら妙にクリエイティブだなぁとずっと思っていて、先日一緒にランチをする機会があったので趣味をきいてみたら、なんと長年小説を書いているという。 おもし…

クリーブランド美術館展 / 人間国宝展(東京国立博物館)

いつもこういうのは不思議だなぁと思うのですが、海外においてある日本の作品をわざわざ持ってきたのを観てきました(笑)。クリーブランド美術館展。 「雪が降った後だし寒いから空いてるかな〜」と思って行ったらふつうに混んでました。 東京国立博物館は…

立ち上がれ目覚めよ ― スワーミー・ヴィヴェーカーナンダのメッセージ

とても小さな冊子で、日本語と英語で書かれています。文字数も少ないのですが、ほんとうに疲れているときには必ず開くことになりそう。 出版者の言葉に、こうありました。 この本はとても小さな本ですが、読者の皆様が全くの混乱と絶望、弱さに打ちひしがれ…

リピート率が1月27日を境に激減。今までがおかしかったみたい

今までがなんだったのかと思うのが正しいのか、今なんかバグってんの? と思うのが正しいのか、定義が変わったのか集計方法が変わったのか。これまでずっと「リピート率が84%で何年も変わらない、なんてことあるか?」と思っていた数字にやっと異変が起きま…

日本の「良心」は「呵責」するのふしぎー!

よく日本語の不思議について外国人目線で書いていますが、わたしは日本人です(笑)。 日本人なのですが、インドのざまざまな教義の表現に触れていると、やはり日常の日本語には独特の縛りがあると感じます。 頭がインド・モードのまま聞くと、「良心の呵責…

神光院(上の弘法さん) 京都

上賀茂神社からそんなに遠くないところにある「神光院」へ行ってきました。眼病祈祷のお寺だそうです。 わたしが行ったときは、そこにいる人たちが大きな声で語り合っており、不思議なワイドショー・ムードでありました。 そのせいか、いろいろな記憶が散漫…

上賀茂神社(賀茂別雷神社・京都)

上賀茂神社へ行ってきました。「賀茂別雷神社(かもわけいかづちじんじゃ)」という名前もあるそうで、雷の神様とのこと。電気産業の守護神らしいので、ITビジネスにもご利益がありそうです。 神馬さんのお疲れな視線が印象的。もう誰とも目を合わせたくなさ…

「A」マスコミが報道しなかったオウムの素顔 森達也 著

「メディアとの付き合い方視点」「宗教教義への向き合い方視点」のふたつの感想を持ちましたが、前者のほうは他の森達也さんの本の感想(「世界を信じるためのメソッド ぼくらの時代のメディア・リテラシー」「世界が完全に思考停止する前に」)で同じような…

夢メモとヨガニードラ

最近少しだけ、サンスクリット語の「Patala」というのが体感でわかるようになってきたかも、という夢の話。「Patala」そのものについては、以前書いたので気になる人はこちらの日記を読んでみてください。 わたしはもともと年に1回か2回しか夢を見なかったの…

身体や頭は「歪む」のではなく、「曇る」というほうがしっくりいく

本屋さんに行くと「ゆがみ」の本がたくさんありますね。人の身体は内臓が左右対称に格納されていないので左右対称ではないし、目鼻口が全方位に向けてついているわけではないので前後対象でもないのだけど、「歪んでいる」といわれるとなんだか気になる。 一…

中味と形式 夏目漱石(明治四十四年八月堺において述)

和歌山での講演「現代日本の開化」と同じ頃に、堺で行なわれた講演ログ。これもネットで読めます。 「視点」や「スタンス」について語られているのですが、相変わらず実践主義的な教えです。 毎回楽しみな、冒頭のつかみ。今回もさりげない。 高原君はしきり…

思わせぶりなことが、なるべくないように

まえに「おおげさなことが、ひとつもないように」という心がけについて書いたのですが、もうひとつ同じような感じで「思わせぶりなことが、なるべくないように」というのも心がけています。 「ひとつもないように」するためには嘘をこしらえたりしなければな…

インドの哲学体系2 中村元 著(14章サーンキヤ、15章ヨーガ、16章シャンカラ学派)

先日紹介した本の続きです。サーンキヤとヨーガはもともと少し学んでいたので、それをヴェーダーンタの学者さんの視点で解説されているのがすごくおもしろかった。まあだいたい註解書を読んでいる間は著者に恋するわたしなので「マーダヴァさん、頭よすぎ。…

インドの哲学体系2 中村元 著(12章:ミーマンサー学派、13章:文法学派)

インドの哲学体系のうち主要な16種類を叙述した概説書『サルヴァダルシャナ・サングラハ(Sarvadarsanasamgraha)』(14世紀、マーダヴァ著)の訳本が2冊構成で出ているうちの、後編の一冊を読みました。後編にはミーマンサー、文法学、サーンキヤ、ヨーガ、ヴ…