うちこのヨガ日記

ヨガの練習や読書、旅、生活、心のなかのこと。

2012-07-01から1ヶ月間の記事一覧

日本イスラム文化センター / マスジド大塚 で質問してみた

きのうの日記に書いた「袖振り合うも多生の縁」っぽいムスリムさんたちのことが気になっていたところ、ヨガ仲間が「おかえりー。東京にこんなモスクあるのだけど、行ってみない?」と声をかけてくれた。 JR大塚駅から歩いて3分くらいのところにある「日本イ…

イスラームの礼拝 みんなで礼拝、ひとりで礼拝

コタキナバルには州立モスク、市立モスク、町のモスクがあります。モスクというのは英語で、アラビア語ではマスジド、マスジッドといいます。寺をヴィハーラといったり、道場をアシュラムといったりするような、そういう違い。 お祈りはモスクに来ずとも仕事…

マレーシアのIT事情

マレーシアの都市クアラルンプールは空港しか行っていないけどかなり都会的で、本屋の棚割に「MOTIVATION」という棚があってビジネス署がズラリと並んでいたりする。パソコンやPadを持った人も多い。 クアラルンプールもコタキナバルもスマートフォンの普及…

日本人なら知っておきたい仏教と神道とヨーガの歴史・関東編

だいぶまえのことになりますが、昨年東京で 主題:日本人なら知っておきたい仏教と神道とヨーガの歴史 副題:現代生活に活かすヨーガ用語のとらえかた(うちこ式解釈) というテーマの漫談を開催したことがありました。 日々の学びを年表やメモ帳に図化して…

海のタクシー(Jesselton Point)

コタキナバルは海沿いに行けば砂浜があって泳げる、というところではありません。泳ぎたくなったらボートの駅に行って、行きたい島へ相乗りで行きます。 ボートの駅は「ジェッセルトン・ポイント(Ferry Terminal)」。 安宿エリアから、徒歩10分くらい。 行…

空港と海の礼拝室、街のモスク

コタキナバル空港もクアラルンプール空港も、礼拝のお部屋のサインがある。過去に立ち寄った海外の空港にもあったかもしれないけど、気にしていなかったから気づかなかったのか。これはコタキナバル空港。こんな看板。 どこも入り口は男女別。 これはクアラ…

ムスリマ・ガールズ・コレクション

今日のCNN.co.jpの記事にオリンピック選手のラマダンに関する話題があり、そのなかに「世論調査機関の統計によれば、イスラム教徒は世界の人口の約23%を占める」とありました。世界の1/4近く、です。 インドやスリランカでムスリムさんたちと挨拶程度の会話…

イスラームの心 黒田寿郎 著

1980年の本。「イスラームの原理性」「理念と現実」「 イスラーム再興の可能性」の3章で構成されています。 これまでその思想の原理や宗教的日常について書かれた本に触れてきましたが、この本はムハンマド以降の戦争と政治、世界のなかでイスラームの抱える…

サンデーマーケット(SUNDAY MARKET)

旅の最終日が日曜だったので、空港へ向かう前にサンデーマーケットをぶらつきました。 スリランカでも出会ったマーフィー岡田さん的なかたがコタキナバルにもいらっしゃいました。 マレー系、中華系ごちゃまぜのカオス。 八百屋さん。 フルーツ屋さん。 木の…

マッサージ「1Healthy」とインドカレー

この日は日中をサピ島で過ごし、夕方からはラマダーン明けの市立モスクで過ごしました。 まる一日動けるのはこの日が最終日。少し現金があったので、マッサージへ。 繁華街にある「1 Healty Reflexology & Beauty Pont」。ここは支店で、もうひとつ本店があ…

キナバル公園散策のあと、ナイト・マーケットへ

この日は朝から乗り合いタクシーでキナバル自然公園へ。 夕方に市街地に戻った後、少し夜の街を歩いてみました。 ラマダーンの日だったので、レストランには「Bazzar Ramadhan」の垂れ幕が。 この「FONG IP CAFE」で夕食をとりました。 ふたりで、こんな感じ…

市立モスク(City Mosque)その1:概要編

この日は雨模様。室内の観光がいいかなということで、コタキナバル市立モスクへ。 バスを使えば片道50円足らずで行けます(バス郊外編に詳しく書きました)。ワワサンプラザから「リカスー。モスクー」と誰かに言えば、行けます。LIKAS方面行きのバスに乗っ…

マヌカン島(Pulan Manukan)

また海のタクシーに乗って、この日はマヌカン島へ。 ここでは入島料10RM(286円)を、島を降りた後のカウンターで支払った。サピ島では入島料をとられない。なぜだろう。 この海はビーチが広いのでファミリー向き。 泳げない人でも、橋の柱につかまって顔を…

サバ州立博物館(SABAH MUSEUM)エリアを歩く

この日は朝から雨だったので、タクシーでモスクや博物館がまとまっているエリアへ行きました。 州立モスクと隣のショッピングセンターをウロウロ。 地図でいうと、この下はんぶんのエリアです。 ショッピングセンターの上はオフィスビルで ひと息つく人がい…

サピ島(Pulau Sapi)

この日は朝から海のタクシーに乗ってサピ島へ。 読書だけでいいと思っていたのだけど、はじめてシュノーケリングというものをやってみた。水面に顔をつけると、「熱帯魚の水族館のなかに自分が入って、しかもアウェー」というような状況。浦島太郎を書いたひ…

ボルネオ島、マレーシア領のサバ州・コタキナバルへ到着

島はボルネオ、国はマレーシア。サバ州の州都、コタキナバル(Kota Kinabalu) へ行ってきました。インドでもスリランカでも他の国でもイスラーム文化に触れることはできたのですが、人口比率的にイスラームの人が多い環境で感じてみたくて。場所は、ヨガの知…

法と倫理(「イスラーム文化 」井筒俊彦 著より)

感覚的に遠くの宗教と感じていたイスラームは、知れば知るほど沁みるものがあります。 「迷わず行けよ、行けばわかるさ」などと言っていられない風土で生まれた教えはすごいなと、ただただ感嘆するばかり。 先日に引き続き、第二章の紹介です。シャリーア(…

苦しみと強さ、悲しみとやさしさ

「自分を知りたい」というのは、みんなに共通することで、なので自己啓発本が売れるのだと思うのですが、なんだか「もっといい自分」を信じすぎ、探しすぎじゃないかと思うことがあります。 ヨーガは「あなたの持っている美しさや強さは使われていないだけで…

これ1冊できちんとわかるアーユルヴェーダ 西川眞知子 著

新しい本は、こうでなくっちゃ。とてもよく現代的に日本版としてまとまっています。 インド版で診断すると、わたしのように納豆と味噌汁と冷奴のどれも嫌いでない日本人は「それにしてもアナタちょっと大豆食べすぎじゃないの?」ということになりかねない。…

宗教(「イスラーム文化 」井筒俊彦 著より)

昭和56年に行われた「イスラーム文化の根底にあるもの」という講演記録が活字化された一冊。講座が三回に分かれていて、第一回目は「宗教的根底」というテーマで、本の章題では「宗教」となっています。 最終章の「内面への道」に至るまですばらしい構成で、…

アラブの格言 曽野綾子 著

気軽に読めるのですが、ときどきものすごいギャグセンスのものが登場したり、その奥行きにのけぞったり。 厳しい自然の中で生まれたイスラームの心がリアルに伝わってきます。 アラブ、トルコ、エジプト、レバノン、シリア、チュニジア、パレスチナetc……、各…

養老孟司さんの読書推進セミナー「読書で、脳を揺さぶれ!」

東京国際ブックフェアで開催されたセミナーへ行ってきました。 冒頭の「いい本、悪い本は、読んでみないとわからない。いいか悪いかはモノサシによる。物事そのものにいい悪いが "ついている" と思っている人が多いでしょ」というトークから展開する70分。 …

弓のポーズと後ろから見た背骨のカーブ

なぜかこのポーズが苦手とか、このポーズだけきついという場合の原因を紐解いていくとき、足首が硬いとか、肩が内側に巻いている(猫背でもそうなる)というようなわかりやすく分解できるものもあるのですが、今日は「なぜ」のなかでもあまり語られない、背…

東京国際ブックフェア / 電子出版EXPO へ行ってきた

1時間ちょいしか時間がなかったのだけど、きょうは東京国際ブックフェアへ社会勉強に行ってきました。 駆け抜けるように「東京国際ブックフェア」「電子出版EXPO」「クリエイターEXPO」「ライセンシングジャパン」ひととおり見てきました。いわゆる展示会で…

加藤諦三(かとうたいぞう・TAIZO KATO)

仕事仲間に借りたのが出会いのきっかけ。この感じだと何冊も書けちゃうんだろうな、というくらい著作が多い人なのだけど、「インディアンの生き方」で、おっとこっちに来ますかと思ったのと、他の著作の強めの口調(ほめてます)と違ったところが印象的でし…

ブッククラブ回(東京・青山)

まえにインタビューが丁寧でおもしろい、という日記を書いたことがある「ブッククラブ回」という本屋さんへはじめて行ってきました。 最近意気投合した仕事仲間と本の話になって、ブックカフェめぐりが趣味だというので「いってみたい本屋さんがあってね」と…

ソーシャルメディア進化論 武田隆 著

前半でインターネットと心の歴史をゆっくりと紐解いたあと、『「心あたたまる関係」と「お金儲け」を両立させることは可能か』という課題への取り組みがまとめられています。 著者さんのパーソナリティが隠さず押し出されていて、実践と瞑想の繰り返しが綴ら…

インド思想史 (中公文庫) J・ゴンダ 著 / 鎧淳 訳

オランダ人ヤン・ゴンダ氏の著作を、40年以上後に鎧淳氏が辻直四郎氏らの教示を受けながら訳した渾身の良書。 もとは昭和56年に冨山房から出版されたもので、いまは岩波版のほうが普及しているようです。わたしは中公版を読みました。 ヒンドゥーイズムもウ…